金沢で、仕掛けがたくさんの忍者寺と呼ばれている、加賀藩前田家ゆかりの寺院、妙立寺に行ってきました。
よくできてるー!という仕掛けがいっぱいで、見学しながら始終わくわくしていました!
金沢観光に行かれる方には絶対行っていただきたいマストスポットです!!!
妙立寺(みょうりゅうじ)
妙立寺は、加賀三代藩主の前田利常公が、1643年に金沢城近くから移築・建立しました。
徳川幕府はこの頃、日本全国を統一するために、ささいなことを理由に多くの諸大名を取り潰していました。
利常は、徳川家から嫁を迎え、母親を人質に出し、鼻毛を伸ばしてバカ殿様を演じて、謀反などする気はありませんよ〜とアピールして幕府を安心させていました。
その一方で、多くの武士が居住できる寺院を現在の寺町に新築しました。
そして妙立寺に、それらの監視所の役割を担わせました。
妙立寺は幕府から金沢城を守る出城の役目をもっていたため、敵を退けるための巧妙な仕掛けが数多く設けられました。
▼妙立寺の裏口
妙立寺の見学方法
妙立寺内の見学は、全て予約制になっています。
必ず、あらかじめ電話で予約をしていきましょう。
電話予約→ 076-241-0888
予約時間の10分前から受付開始します。
時間になるとガイドさんが歴史や仕掛けを案内してくれます。
所要時間は約40分。
拝観料はひとり1,000円。
※未就学児の拝観不可。
(館内狭い階段があったりでけっこう危ないです。)
妙立寺の仕掛け
建立当時は、幕府の命令で、3階建て以上の建物の建築は禁止されていました。
妙立寺は、外から見ると2階建てですが、内部は4階建て、7層にもなっています。
内部には部屋が23、階段は29箇所あります。
しかもその構造は極めて頑強で、台風や大雪にも耐えられるようになっています。
※お寺の中が写真撮影禁止だったので、写真がなくてわかりづらくてごめんなさい!
仕掛け賽銭箱
本堂正面入口に賽銭箱が埋め込まれています。
細工がしてあり、敵が攻めてきた時には落とし穴として利用したそうです。
本堂裏隠し階段
本堂裏の物置の引き戸を開けて、その下の床板(敷板)をはずすと階段が現れます。
身を隠したり、外に脱出できる通路がつながっています。
床板には溝が刻まれているために、戸を閉めると、戸がつっかかって自動ロックがかかるため敵は入って来れない仕組みになっています。
落とし穴階段
本堂階段軍の左端の渡り廊下に見せた階段で、床板を外すと落とし穴になります。
また下男部屋への通路となって身を隠すことができます。
下男部屋
上記の落とし穴階段の下にある部屋。
普段は下男部屋として使われていましたが、敵が攻めてきた時にはここで家来が待ち構え
落とし穴階段に落ちてきた敵を攻撃しました。
落とし穴の床板を閉じれば隠れ部屋にもなりました。
などなど!
(まだまだたくさんあります!)
ガイドさんに案内してもらってる間、次はどんな仕掛けがあるんだろう〜と、始終わくわくしっぱなしでした!
めちゃくちゃ楽しかった!!!
金沢観光の際は絶対に行っていただきたいマストスポットです♪
観光情報
●住所:〒921-8639 金沢市野町1-2-12
●電話番号:076-241-0888
※館内見学は要予約!
●拝観料:
- 大人(中学生以上):1,000円
- 子ども(小学生):700円
●営業時間:9:00〜16:30
●駐車場:極楽寺駐車場利用35台(有料)
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