12月に堂ヶ島温泉のニュー銀水に泊まってとってもよかったので、今度は稲取温泉の稲取銀水荘に泊まってきました!
稲取温泉は伊豆東海岸に小さく突き出た岬にあります。
温泉は昭和31年(1956年)に湧出。
稲取銀水荘の前身は、金鵄館(きんしかん)。
割烹旅館でありながら商人宿のような場所だったそうです。
とっても大満足でした!
今まで行った温泉旅館の中でトップクラス。
リピート確定です!
稲取銀水荘
ロビー
▼ロビーです。この写真に写ってる部分で半分くらい。広々。
今まで泊まったホテルの中で一番ロビーが広いです。
そしてロビーには人口の川?池があって、鯉がたくさん泳いでいます。衝撃。
室内に鯉がいるなんて。
水槽の掃除とかメンテナンスめちゃくちゃ大変だろうなぁなんて思ってしまったわ。
贅沢な空間。
稲取の地域で有名な雛のつるし飾り。
江戸時代から、雛段の両脇に人形を上から吊るす風習があるんだそう。
この銀水荘にあったお雛様は、1868(慶応4)年の生まれで、奈良の旧家、造り酒屋さんで初孫にと用意されたものだそう。
その後5代続けて男の子ばかりで(すごい!!)、1999年にこちらに来たそうです。
親王飾りは、明治天皇即位のとき左が天皇陛下、右が皇后陛下だったらしく、それに習って現代の形になったそうですが、このお雛様はそれ以前のものなので、京都御所に習って向かって左に女性、(向かって)右に男性で飾っているそうです。
(※ネットで調べてみると昭和天皇即位の時に習った、など諸説あるようです。)
全然関係ないしどうでもいいんだけど、私は夫と二人で並んで歩く時、夫の右側にいる方がしっくりきます。
京都御所と一緒、関西様式なわけですな。
▼子ども用の浴衣は1階でピックアップ。
子どもの浴衣だけでもこんなに種類があって、見本までかけてあって、びっくり。
娘は洋服は100〜110サイズだけど、浴衣はゾロゾロ引きずりがちなので、90にしました。
ぴったりだった!
お部屋
とっても広々としたお部屋。
窓の外には一面の海!!!
ニュー銀水同様、広縁のところに段差がなくてハイハイっ子がいても安心。
大枠の柱とかは古いのだけど、壁紙とか畳は新しくて清潔感があります。
テレビも新しくて薄型。
ネットフリックスやYouTubeも入ってる。
▼このテーブル、椅子も新しくて綺麗。
椅子は座るところが少し高くなっていて座りやすかった。
足が悪いお年寄りにも良いかも。
▼リフォームしたからか不思議な作りになってる。
▼夕日を見ながらゆっくりできて、幸せ。
旅館の共有スペースでもあちこちにあったお雛様。
お部屋の中にも小さなお雛様が飾ってありました。
(0歳息子が手に取って舐め回すのでw、高いところに避難させました…^^;)
▼洗面所
やっぱり新しいもので気持ちが良いです。
▼室内のお風呂には湯船はなくてシャワーのみ。
こういうタイプ初めてだったけど、これでいいじゃん!!って思った。
いつ清掃されたかわからない感じがする温泉旅館のお部屋のお風呂って、なんとなく入る気しないし、(温泉だと余計に)古かったり錆びてることも多い。
生理とかで大浴場行けない、っていう時はシャワーでいいもんね。
ここのシャワーも新しくてよかった。
▼お手洗い
多分便器の部分は古いんだけど(だから流すのがバータイプ)、上の便座の部分は新しい感じ。
壁紙や床が新しいので綺麗でよかった。
▼チェックインの時にもらった館内案内もわかりやすい。
大浴場にバスタオルを置いていない理由もちゃんと書いてあった。
説明がないと私すぐ「ケチってんな」と思ってしまうんだけど(っていう私が一番ケチ)、感染予防対策の基準に則ってるよ、っていう説明があるだけで納得する。
大浴場
ロッカーは、奥に新しい鍵つきのがあるので安心。
貴重品入れのロッカーも別にありました。
▼窓からは海が見える!!
かかとクリームや塗るグルコサミンが置いてあった。
これもニュー銀水と一緒。
▼洗面台
保湿などのスキンケアもちゃんとあったので、持ってかなくて良いです。
子連れだと荷物増えるからほんとに助かる!
▼ドライヤーが、なんとRefa(リファ)だった!!
Dysonとかで差別化してるところは行ったことあったけど、Refaは初!
これは古い型だけど、最新のは3万4万します(衝撃)。
おもてなししてもらってるのが感じられてテンション上がりました。
▼休憩できるスペースにテレビが置いてありました。
大浴場の、男女別れた後にはいるお部屋にこんな広い休憩スペースがあるのは初めてです。
ラウンジ「涛のむこう」
ラウンジ「涛(なみ)のむこう」では基本24時間、飲み物を提供してくれています。
時間によってはおやつ、ケーキも♡
22:00〜24:00はお酒も飲めます。
▼こんな感じのきれいなラウンジ。
▼まずはウェルカムタイムに行ってみました!
ぶどうが好きな娘はぶどうジュース飲めて嬉しそうでした。
▼コーヒー、カフェラテも。
▼フルーツも。
▼お着き菓子はお部屋じゃなくてラウンジでいただくスタイル。これ良いな。
鯛のあぶり焼というのがピリ辛で美味しくて、まさかの3歳の娘も喜んで食べていました。
(味覚大人やな…)
▼生搾りジュース
薄皮ごと絞るからか少し渋みがあるからか、娘はだめでした。
私はフレッシュで美味しくいただきました!
▼海を眺めながらあたたかいコーヒーをいただく時間。なんとも贅沢。
ここに住みたい。
そして、17:00〜19:00までのノンアルコール「バタフライピーティーカクテル」もいただきました。
レモン果汁をかけると、色が変わっていく素敵なハーブティ。
下の方はカルピスが入っていて、甘くて美味しかった♡
ハーブティとカルピスって合うんだな!びっくり!
夕食
▼お品書き
ニュー銀水もそうだったんだけど、お品書きがとってもわかりやすいの!!
こういうのだよね、お客様目線に立っているかどうかって。
▼お雛様の器!季節感あってよき。
▼金目鯛の煮付け
スタッフさんが食べやすいように切り分けてくれました!
ありがたい!鯛だけに!
そして、切り分けてくれた中から出てきたのは…この「鯛の鯛」!
「『鯛の鯛』とは、鯛の胸びれとえらの間付近にある骨のことをいいます。
実は、この骨は鯛だけでなく、硬骨魚(骨の硬い魚、鮫やエイなどを除く魚が属する)ならどの魚、たとえばイワシやアジにもあります」
「この骨は肩甲骨(けんこうこつ)と烏口骨(うこうこつ)がつながった状態のもので、胸びれを動かすときに使う骨です。
江戸時代には『鯛中鯛』(たいちゅうのたい)と呼ばれて、めでたい鯛の中にある鯛ということで、縁起ものや、お守りとして珍重されたそうです。
今でも仲間うちでは財布に入れている人がいます」
出典:https://weathernews.jp/s/topics/202004/220095/
だそうで。
今までいろんな旅館で金目鯛の煮付けをいただいてきたけど、こうやって目の前で切り分けてもらえたのも初めてで、こんなのがあるなんて知らなかった!!
▼お造り
▼エビが立派!!
▼「活鮑踊り蒸し」
焼く前のアワビさんちょっと蓋を開けて覗いてみたら、動いていて…なんと生きていました…!
火が通ったらスタッフさんが食べやすいように切ってくれました。
▼和牛甘辛煮
全部、とっても美味しくて、量が多くて大満足。
(大食いの私ですらお腹いっぱいで食べきれず夫に食べてもらった。)
食事が終わったら、お隣のラウンジに移動して、デザートビュッフェ♡
ご飯だけでお腹いっぱいなので、デザートは入らなかった…(T_T)
(夫は食べてた。笑 でも、ケーキのクオリティはあまり…だそう。)
子どもたちはいちごとキウィを美味しそうに食べてました。
朝食
朝食バイキング。
入口のところに、こんなカートが置いてありました。
子ども連れてると、まず子どもの分とって席に行って食べさせて、次自分の分を取りに行って…っていうのがとっても大変なんだけど、このカートがあると子どもの分と自分の分両方一気にとれて助かる!
またもやバタバタしていてご飯の写真はないのだけど、子どもが食べられるものもたくさんあってよかった!
ご飯が進む系のおかずがたくさんあって、炭水化物抜いてるのに思わずご飯食べてしまった…(笑)
子どもがご飯を床に落としてしまって、私が拭いていたんだけど、それに気づいたスタッフさんがダスターとか持って駆けつけてくれて、「大丈夫ですか?」って聞いてくれて、自分の食事ままならない中子のお世話で疲弊していた私はその優しさに泣きそうになりました。
大丈夫か私の情緒…!?(笑)
とにかくハード面(施設)もソフト面(サービス)も素晴らしくて、大満足でございました。
稲取銀水荘の情報
●住所:〒413-0411 静岡県賀茂郡東伊豆町 稲取1624-1
●電話番号:0557-95-2211(代表)
おまけ
とっても満足だったんだけど、最後のチェックアウトの時に、全国旅行支援割引の地域クーポンで買った別の施設の入場料の領収書を出してもらえなくて、その対応でちょっとだけ不満が残りました。
ニュー銀水でも他の旅館でも、地域クーポンで買ったおみやげとか入場料は領収書を出してもらえたのに、ここは「売掛金だから領収書は出せない」と言われて、「???」状態に。
売掛金というならクレジットカードもそうじゃない?
スタッフさんが持ってきてくれた、銀水荘の売店でクーポン使って買われたお土産のレシートを見せてもらったらちゃんと領収書が出されていて、いや出せるやないかい!と思いました。
そして結局出してもらえなかった…。
そこだけが、残念だった…!!
でもそれまでが良すぎたので、「もう来ないもん!プンッ!」(←子どもか)みたいにはならなかった!
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