色々あったけれど無事に出産を終えて、一ヶ月健診も終わり、体も徐々に元気になってきたので、妊娠中や出産のことを覚えているうちにまとめておきたいなぁと思っています。
記事を書くために振り返って思い出そうとしていたのだけど、つらすぎたせいか、すでに記憶が消えかかっているから、急いで書かなくちゃ!!とちょっと焦っています。
今日は、妊娠して初めて知ってびっくりした事実を書きたいと思います。
なんでこんなこと書くかというと、妊娠の知識としては基本的で経験者からするとあまりに当たり前なのだけど、私がそうだったように、実は知らないって人が多いんじゃないかと思って。
妊娠ってとってもデリケートな話題で、特に男性がいる場では話さないことが多いですよね。
あまり公で細かいことは話さない、という風潮がある。
それに、自分ごとになってみないと意欲的に知ろうとすることもない。
でも、知らないことが原因で無神経な言葉で妊婦さんを傷つけてしまったり、うまくサポートができないなんてことが多々起こります。
妊娠・出産という話題をタブー視していないで、情報としてどんどん外に出していって、老若男女問わず一般常識になっていったらいいなぁと思います。
(なんて偉そうなこと書いておきながら、もしかして常識かも…私が知らなすぎだっただけかも〜〜)
妊娠期間の十月十日は10ヶ月と10日、ではない。
昔から妊娠期間は十月十日(とつきとおか)といわれていましたが、私はそのまんま、10ヶ月と10日間だと思っていました。
1ヶ月はカレンダー通り、30日または31日だから、だいたい320日くらいなのかな?と思っていたわけです。
本当は、この十月十日は旧暦(ルナカレンダー)での数え方なので、実際には1ヶ月(=4週)=28日、と数えます。
なので、妊娠期間は28日(4週)✕約10ヶ月=約280日(40週)となります。
もともと考えていた320日とだいぶ違う…!!
女性の体って、生理含め、月の満ち欠けにすごく影響受けるから、旧暦を使うのが自然なんですよねきっと。
自分が妊娠するまで知らなかったよー!
妊娠のスタートは排卵日でも受精日でもなく最後の生理開始日。
妊娠の期間(何週目か)は、てっきり受精日スタートだと思っていましたが、その前の、最後の生理開始日スタートでした!
出産予定日は最後の生理開始日から計算して280日目になります。
どの病院に行ってもあたりまえのように最後の生理日を聞かれました。
確かに最後の生理開始日はわかるけど、排卵日や受精日って正確にはわからないわ…。
(きちんと記録とってればわかる人もいるけれど)
妊娠期間は週単位で表す。
妊娠前、妊娠している人が「今妊娠○週なんです」って言っているのを聞いて、
「情報細かすぎん?○ヶ月でよくない?」って思ってたのだけど(←性格悪い…)
妊娠して知ったのは、週によって体の状態、メンタル、妊婦としてのステータス(?)が全然違う!!
本当に一週間で体の状態かなり違ったし、なんなら私は週の半分くらいでも全然違いました。
前の3日間は平気だったのにここ3日間調子悪いな…とか。
つわりの時は毎日症状、食べられるものが異なりました。
妊娠の壁がたくさんある。
↑の週数にも関係するのだけど、妊娠中は「○週の壁」と呼ばれるハードルがいくつも存在します。
代表的なものはこちら▼
- 6〜8週…心拍確認できる
- 9週…流産率がぐっと下がる
- 12週…自然な流産の約80%がここまでに起こる
- 16週…安定期に入る
- 22週…流産から早産に変わる
- 37週…これ以降正期産(いつ生まれても大丈夫な時期のお産)になる
もっと細かく区切った壁、たくさんあります…!
代表的な大きな壁だけでもこれだけある。
特に妊娠初期はこの壁をちゃんと越えられるか不安で不安で、 一日、一週間過ぎるのがめちゃくちゃ長く感じました。
次の健診(だいたい妊娠初期は4週間後)まで待つとか、
先のことすぎて待ってられない…
一週間ごとにエコーしてほしい…と思っているくらいだったので、
毎回この壁を越える度に、「あぁ…なんとか越えられた…でもまだこの先たくさんある…」とため息ついてました。
子どもの出産時の体重はグラム単位で報告する。
よくFacebookなどのSNSで「○,○○○gの子どもを生みました!」みたいな出産報告の投稿を目にしていたけど、正直なところなんでそんなグラム単位でお知らせしてくれるん…??と思っていました。(←また性格悪い…)
でも臨月に入って、エコーで推定体重測る度に、
「小さすぎる…ちゃんと発育してるのかしら…」
「大きすぎる…どうしよ…産む時痛そう…下から産めるかしら…」
なんて不安が出てくるもの。
体重によって精神的不安や出産時の体への負担が全然違う!
妊娠・出産を経験した女性同士のコミュニケーションでは特に、赤ちゃんの出生時の体重は相手の精神的・肉体的負担を推し量る上で、ある程度必要な判断材料なのですよね。
そして、産んだママにとっても、赤ちゃんの体重は出産という人生における大仕事の結果のようなもので、大切な数字なんだなぁというのを改めて感じました。
とはいえやっぱりグラム単位は(興味ある人以外にとっては)細かすぎると思うから、人に伝える時には百の位まで四捨五入して言うだろうなぁ。
(ちなみに我らがヒナさんは約3,400グラムのビッグガールでした。)
食べられるものがかなり限られる。
基本好き嫌いなくなんでも食べられる大食いな私ですが、つわりが始まると食べられるものがかなり限られました。
妊娠前特に好きだったものなら食べられる、というわけでもなかった…!
食欲も落ち、食べられるものも限られ、妊娠前から4kg痩せました。
食べられるものが限られてしまった要因は大きく分けて3つ。
①味がだめになる
妊娠するとすっぱいものが食べたくなる、と聞いていたけど必ずしもそうでないっぽい…!
私はオレンジなど柑橘系の果物が逆にだめになりました。
上にあげたよだれづわりのせいか、酸っぱいもの食べるとよだれが分泌されてきて気持ち悪さが増しました…。
食べられたのは、バナナ、りんごなど酸味のない果物。
夫にゴリラゴリラといじられてました(笑)←ひどくない?
そしてさらに厄介なことに、この食べられるもの、毎日変わりました…。
昨日は食べられたのに今日はなんかだめ…
今何なら食べられるかわからない…
でもお腹の子のためになにかは食べなきゃ…
と毎日苦労してました。
②消化しづらいものを体が受けつけなくなる
妊娠前はお肉大好き人間だったのだけど、妊娠してからお肉が全く食べられなくなりました。
北京ではあまり食べなかったけど日本一時帰国時はお魚もだめ。
つわりが落ち着いた後も臨月入るまで消化できる気がしなくて食べられなかった。
きっと胃が圧迫されて消化しづらいタンパク質を体が受け付けなかったんだと思う。
③つらい経験と結びついて食べられなくなる
妊娠前からピザが大好きで、妊娠してつわりがひどかった時もトマトソースは気持ち悪くならずに食べられたのでよく食べていたのだけど、一度食べた後に吐きづわりで盛大に吐いてしまって、それからはその光景がトラウマになってピザが食べられなくなった。
出産後の今はまた食べられるようになったけど、やっぱりあの時のことを思い出すのか好んでいっぱい食べたい♡とはならなくなった…
妊娠・出産・産後、個人差が大きい。
妊娠中、出産時、産後の体の調子は本当に個人差があります。
たとえば妊娠中のつわり。
ドラマで「うっ…気持ち悪い…」みたいな描写がよくあるから、てっきりみんなつわりが来るのかと思いきや全くない人もいるらしい。
そして「つわり」と言っても、いろんな種類のつわりがある。
上記の例は吐きづわりといって、気持ち悪くなって吐いてしまうつわり。
食欲がなくなることが多い。
(私はこの吐きづわりでした。)
逆に、食べづわりなんていうのもある。
食べていないと気持ち悪くなってしまうつわり。
これは体重管理が大変なパターン。
あとは私も経験したけれど(そして妊娠前まで存在すら知らなかったけど)、よだれづわりなんていうのもあります。
寝てるとよだれがめちゃくちゃ出てきて気持ち悪かった…!!
妊娠中のつわりだけじゃなくて、体重の変化やメンタルの変化など出産までの経過も、人によって全然違うってこと、知らなかった。
違うけど、みんなそれぞれつらさがあるわけで、比べられるものじゃないってことも学んだ。
「○○さん家の奥さんはつわりあっても家事してるのに、なんでやらないの?」とか、死んでも言っちゃだめだよ未来のパパさん!!
まとめ
私が妊娠して初めて知った事実。
1. 妊娠期間の十月十日は10ヶ月と10日、ではない。
2. 妊娠のスタートは排卵日でも受精日でもなく最後の生理開始日。
3. 妊娠期間は週単位で表す。
4. 妊娠の壁がたくさんある。
5. 子どもの出産時の体重はグラム単位で報告する。
6. 食べられるものがかなり限られる。
7. 妊娠・出産・産後、個人差が大きい。
経験していないとわからないことたくさんあるなぁ。
もっと妊娠・出産の話題が身近になって、妊娠する人しない人関係なく妊娠に関する情報があたりまえの常識になったらいいなと思います。
それでは今日はこの辺で。
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