[北京]明清代の皇帝が五穀豊穣を祈った【地壇公園】の見どころ、入場料、アクセスまとめ

北京地壇公園 北京観光

地坛公园に行ってきました。

明清代の皇帝が地の神に対して祭祀を行った宗教的な祭壇です。

北京地壇公園

春节の際には、庙会といって、春節を祝うお祭りのようなイベントが行われます。

[北京]春節限定!地壇公園の庙会に行ってきました。たくさんの屋台、北京小吃、パフォーマンスあり!
今年の春節のお休みは3年ぶりに北京で過ごしました! 3年前にも行った、地壇公園の庙会に行ってきました。 庙会は春節のお祭りのようなもの。 屋台がたくさん出ていたり、パフォーマンスがあったりで、たくさんの人が訪れます。 中でも地壇公園の庙会は...
Sponsored Link

入場料

北京地壇公園

門に向かって右のチケット売り場でチケットを買います。

入場料は1人2元(約30円)。

Sponsored Link

皇祗室と方泽坛は別料金

北京地壇公園

歴史的に価値のある皇祗室と方泽坛を見るには別料金(1人5元=約80円)が必要です。

チケット売り場は皇祗室と方泽坛の入口。

5元のチケットで皇祗室と方泽坛の両方入れます。

北京地壇公園

1925年には京兆公園という名前になりました。

1986年に地壇公園(地文物陳列室)という名前に変わりました。

Sponsored Link

皇祗室

北京地壇公園

実際に使われていた道具が展示されています。

北京地壇公園

▼皇帝が乗っていた仪驾

北京地壇公園

ドラマに出てくるやつやーー!!

Sponsored Link

方沢壇(方泽坛)

北京地壇公園

皇祗室の向かいにあるのは方沢壇(方泽坛)。

方泽坛は、明清代の皇帝が祭祀を行った “皇地祗神” の場所です。

形が四角形(=中国語で方形)のため方泽坛と呼ばれています。

建築が始まったのは1530年。

清の乾隆15年、1750年に乾隆帝より改修するようにというお達しがあり、琉璃坛を艾青石坛に換えました。

1925年に一般公開されました。

今の方泽坛は1981年に乾隆帝時代のものを元に改修したものです。

方泽坛は四角い!

北京地壇公園

同じく北京の天壇公園は丸い形でしたが、地壇公園は四角いです。

[北京]【天壇公園】の見所!古代中国の宇宙観が神秘的!北京観光のマストスポット。
10月に、日本から遊びに来てくれた友達と、天壇公園に行きました。 天壇公園は2009年に家族で北京旅行をした時に行ったことがあったのだけれど、 (まさか自分が北京に住むとは夢にも思っていなかったあの頃…遠い目) その時はツアーガイドさんに連...

方泽坛が四角いのは”天圆地方”(天は丸く地は四角い)という古代思想からきています。

中心の壇台は2段になっており、四方には棂星門があります。

壇台の南部分の東西両側には山の形の紋石があります。五岳、五鎮、五稜の方向を表しています。

北部分の東西両側には水の形の紋石があります。四海、四渎(渎=用水路)の方向に向いています。

地壇は偶数が使われている!

地坛の坛台や石の階段の数には阴の数とされている偶数の6と8の倍数が使われています。

坛台の中心は36の石が使われています。

上下の地坛の階段は8段。

北京地壇公園

夏至の日の祭祀

北京地壇公園

毎年陰暦のげしになると皇帝は地坛に訪れ、皇帝として長くいられるように、雨が降って五谷豊収になるように祈りました。

この週間は3千年以上の歴史があると言われています。

皇帝と付き添いの王公たちは3日前に来て、飲酒もせずつつましい斋戒生活を送りました。

夏至の日は、朝の5時から7 時まで神位たちが祭壇の上に立ち祈ります。

迎神、尊玉帛、进俎、出献、亚献、终献、搬馔、送神、望瘗という9つの儀式を厳粛に行います。

瑠璃装飾

北京地壇公園

地坛の主祭場である方泽坛、皇祗室には黄色い瑠璃装飾が使われています。

これは”天青地” “坤卦忠”を象徴していると言われています。

双凤

地坛にある彩画はめずらしく特徴的で、双凤というスタイルをとっています。

古代建築でよくある龙(龍)、龙凤(龍と鳳)の模様はなく、2匹の风(鳳)の絵(双风)が描かれています。

これは”龙与乾阳,凤与坤阴”の理念からきていると言われています。

北京地壇公園

Sponsored Link

公園は市民の憩いの場

方泽坛を抜けると一気に公園っぽくなります。

夏は緑のトンネルがとっても綺麗。

北京地壇公園

地元の方もお散歩していました。

▼音楽をかけて踊っていました。

北京地壇公園

おじいちゃまおばあちゃま方のお見合いの場になったりもします。

▼人が群がっていたので野次馬で私ものぞいてみました。

北京地壇公園

子どもたちが柔道?レスリング?をしていました。

▼养生园の石

北京地壇公園

太極拳を習ってる人がいたり、中国の球蹴りをしている人がいたり。

それぞれが自然の中で楽しんでいるようで、私まで癒やされました〜!

Sponsored Link

まとめ

明・清の歴代皇帝が五穀豊穣を祈った場所、地壇公園。

丸い形の天壇公園と違って四角形で、天壇公園よりも小さめ。

方泽坛に登れば、皇帝になった気分!?

公園は市民の憩いの場になっています。

ローカルの人々がどんな風に楽しんでいるか垣間見えますよ。

近くにお立ち寄りの際はぜひ♪

Sponsored Link

観光情報

●住所:北京市东城区安定门外大街地坛公园

地下鉄2号線雍和宫駅のA出口から徒歩5分

●入場料:1人2元

※皇祗室と方泽坛は別料金で+1人5元

 

 

Comments