関西にある夫の実家から、滋賀へ。
琵琶湖のほとりにある行楽庵というお店に行きました。
素敵な佇まい。
お邪魔します。
砂利の上の石畳を歩いていきます。
鹿威しがありました。
行楽庵のご主人は芝苑で料理長をされていた方
この料亭のご主人は増田廣行さんという方。
食べログによると、大阪の老舗料亭「芝苑」で長年料理長をされていた方だそう。
1948年、大阪府出身。
京都に憧れ、料亭で働き始めたことがきっかけで、本格的に料理の道を歩み出す。
京都、滋賀で修業後、京都「天皇の宿玄妙庵」にて研鑽の日々を送り、老舗料亭「料亭芝苑」にて己の知見を更に深める。
類まれな才能を活かし、総料理長としても長年腕を振るう。
1997年、「行楽庵」にて独立を果たし、現在は専門学校の講師や、古式四条流包丁道師範も務め、調理技能士の資格も有する。
増田さんご本人にはお会いできませんでしたが、奥様が丁寧な接客をしてくださいました。
行楽庵の店内
奥にお座敷の席もあるようだけれど、私たちはテーブル席で。
平日のお昼だったのもあるのか、店内は私たち2人だけで、貸し切り状態でした。
女将さんに聞いたら、こちらのお店はできて22年ほどらしい。
店内がとても綺麗だったので、「建物は最近建てられたんですか?」と聞くと、建物も22年前からずっと使っているらしい。
びっくり。お掃除をきちんとされて、綺麗にされているのがよくわかります。
季節によって違う!行楽庵のお昼5,000円のコース
お昼は5,000円のコース、夜は10,000円、13,000円、16,000円、20,000円の4つのコースがあります。
今回はお昼にうかがったので、5,000円のコースをお願いしました。
大きくて緑鮮やかな葉っぱと一緒に最初にでてきたこちら。
茶碗蒸しかな?と思ったのだけど違いそう。
スプーンがなかったので聞いたら、ずずっとお箸でいっちゃってください!とのこと。
つるつるしていて、優しい味。中にコリコリとしたものが入っていました。
あとで女将さんが教えてくれたのは、このコリコリはすっぽんだそう!
苦手な人がいるから後で正体を教えるようにしているとのこと。
全然嫌な感じじゃなかったー美味しかったです。
お次はこちら▼
中を開けてみるとなんとザクロが入っていました!!!
中のザクロはさっぱりしているのだけど外にはゴマのタレがかかっていてコクがあってとっても美味しい。
お次は栗おこわ。
9月だったので、栗のいい季節です。
ホクホクで甘くて美味しかった。
▼お刺身
マリネ漬けしてありました。
新鮮でぷりっぷり。
▼お次はこちら
卵かと思ったけどはもの子だそう…!
▼鮎の塩焼き
竹の葉っぱに囲まれて現れました…!
演出が憎いよー!!
塩加減がちょうど良かった。
秋ーーーー!!!って感じ!!(語彙力)
▼すり身
▲この上にのっている黒いのは「いわたけ」と言って、岐阜の山奥に生えているめずらしい苔のようなもの。
とっても貴重でよいお値段するそう。
▼締めはとろろご飯♡
▼ご飯は土鍋に入れて持ってきてくださいます。
あぁ、日本に帰ってきた!!って感じがして、幸せいっぱい。
うずらの卵もついていて、とろろご飯の味変に使います。
▼最後のデザートはグレープフルーツのジュレ。
グレープフルーツの果肉もそのまま入っていて、さっぱりしたグレープフルーツの香りが豊かで、最高だった。
つるっと、するっと、食べてしまいましたよ。
行楽庵でランチをいただいた感想
関西系の夫の味付けに慣れてしまうと、全体的に味は薄めに感じたけれど、どれも上品なお味で、胃に負担もなくて、ほっこりします。
何より旬な食材、珍しい食材をふんだんに使われているので、「なにこれ食べたことない!」というお料理がたくさん!
とっても貴重な経験です。
そしてお料理の見せ方がとても素敵!
中に外からはわからない何かが隠れていたり、植物を飾りに使われていたり。
目でも楽しむことができて、飽きることがありません。
女将さんの優しいお人柄のおかげで、お話もはずんで、楽しい一時を過ごせました。
とっても素敵なお店に出会えたなぁという幸せな気持ちいっぱいで、お店を去りました。
また、いつか、琵琶湖を訪れたら、お邪魔したいな。
店舗情報
●住所:滋賀県大津市萱野浦25-1 コンフォール萱野浦1F
●電話番号:077-545-6335
※予約した方が良いです。
●営業時間:12:00~13:30(L.O)、18:00~21:00(L.O)
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