[育児本]『マンガでやさしくわかるモンテッソーリ教育』(by田中昌子)1時間あれば読める!モンテッソーリの基礎を理解するのにおすすめ【要約】

3.5
マンガでやさしくわかるモンテッソーリ教育 育児

こんにちは!

田中昌子さんの、『マンガでやさしくわかるモンテッソーリ教育』を読みました。

モンテッソーリ教育については、この本で勉強していたのでおさらいという感じで読めました!

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マンガになっているので、産後のポンコツ頭でもすんなり入ってきます!笑

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モンテッソーリ教育

今の一般的な教育は

大人自信を判断基準にして、子どもの行動の善悪を評価している

 

モンテッソーリ教育は

子ども自身の中に自己教育力がある

子どもがやりたがることを、大人の迷惑にならない方法で、心ゆくまでさせてあげられるように援助すること

モンテッソーリメソッドの定義

①モンテッソーリ教具

②モンテッソーリ教師

③モンテッソーリクラス

の3つが揃っているもの

モンテッソーリの教育の目的

平和を愛する調和のとれた人格を育てること

より良い善を自分が選べるような子どもを育てていくこと

つまり、自ら考え、判断し、自らをコントロールできる子どもに育てること。

大人の役割

子どもの中にある自己教育力を信じ、人格形成のお手伝いをすること

モンテッソーリ教育の5分野(領域)

日常生活の練習

感覚教育

言語教育・文化教育・(算)数教育

 

やるべきこと

観察する!

※大人が主導するのではなく、子どもが主体であること

手をつかいたがっている?など

敏感期

主な敏感期 敏感期が現れる年齢 敏感期の子どもたち
運動の敏感期 0歳〜2歳半、2歳半〜4歳 基本的な動きを獲得する
獲得した動きを自分で調整、洗練させていく
秩序の敏感期 0歳〜4歳(2歳前後がピーク) 順序・場所・所有・週間などが狂うと嫌がる
いつもと同じにこだわる
感覚の敏感期 0歳〜2歳半、2歳半〜5歳 五感を働かせて印象をまるごと吸収する
印象を整理して五感を洗練させる
言語の敏感期(話し言葉=音声) 胎児期〜6歳 環境にある言葉をまるごと吸収できる
言語の敏感期(書き言葉=文字) 3歳〜5歳(4歳前後がピーク)、
4歳〜6歳(5歳前後がピーク)
文字を各ことが大好き(爆発期)と呼ばれる
文字を読んで理解することが大好き
数の敏感期 4歳〜6歳 身の回りにある数的なものに興味を持つ。
特に数えることに熱中する。
文化の敏感期 6歳前後〜 想像力が発達し、より広い世界へ関心が向く。

お仕事

子どもが繰り返ししているのは、神様からもらった宿題であって、活動そのものが目的である。

モンテッソーリ教育では子どもの活動のことを「お仕事」と呼ぶ。

 

遊びとお仕事の違い▼

遊び ・いつでもやめられる
・やめさせられても、こだわらない
・いやになったらすぐに投げ出したり違う遊びをする
・特に目的はない
・楽しければ続けられる
・適当に始まり、なんとなく終わる
お仕事 ・満足するまでは絶対にやめられない
・やめさせられると大変なことになる
・困難があっても乗り越えようとする
・明確な目的がある
・全身全霊かけて一心不乱に取り組む
・初めと終わりに区切りがある

敏感期を逃しても大丈夫

1 観察して今興味のあることを見つける

2 それについて親子でとことん語り合う

3 子どもができること、親の援助が必要なことを明確にしてから必要な環境を整える

4 余計な手出し口出しをせずに見守り、問題が生じたときだけ再度話し合って解決する

5 時間はかかっても、子どもを信じて待つ

子どもの学び方

言葉だけで支持しない。

しゃべりながら動きながら教えない。

(聴覚と視覚、ふたつの感覚器官を同時に使うことは低年齢の子どもにはまだ難しい。)

やり方を「提示」する

提示のポイント

①ひとつに絞る

ひとつずつ見せる。

だんだん長い提示も見られるようになる

②スローダウン

大人が普通にする動きの約8倍スローダウンする。

③運動の分析

ひとつひとつの運動を分析し、ひと呼吸置いて区切って見せる

④動きと言葉は切り分ける

動作を始めたら言葉は発しない。

言葉の敏感期でもあるから、使うものの名称や見ていてほしいことをきちんと伝える。

2歳イヤイヤ期の正体は秩序感

2歳前後は秩序の敏感期。

空間的、時間的にさまざまなことがいつも同じであることが不可欠。

秩序感は生きていくために必要不可欠なもの。

 

3歳以降に顕著になる知性の働きである、比べる、分ける、段階づける、ということは、基準となるこの秩序感がしっかりできあがることによって初めて活発になる。

※知識と知性は別物

知性=区別すること

 

感覚教具に含まれる知性の働き

・ペアリング(対にする、同一性)

・グレーディング(段階づける、漸次性)

・ソーティング(類別する、分類)

 

イヤイヤ期のもうひとつの正体は「ひとりでやりたい」

大人は、子どもがひとりでするのを手伝うこと。

気をつけるべき大人の言動

せきたて 「速く速く!」「急いで!」「時間がない」「遅れるわよ!」
先取り・命令 「次は〜でしょ」「〜をしなさい」
禁止・中断 「ダメ」「危ない」「触らないで」「もうやめて」
代行 「まだ早い」「まだ無理」「やってあげる」「ママの方が速くて上手だから」
放任 「好きにしなさい」「もう知らない!」

子どもの本来の姿

・穏やか

・秩序を保つ

・しゅうちゅうりょくがある

・自ら学び取る

・協力しあえる

・知性が発達している

・自慢はしないが自信を持っている

・愛情にあふれている

・行動が正確

・落ち着きがある

・自立している

・自己コントロールができる

・賞罰に無関心

・困っている人に手を差し伸べる

家事を一緒にする

おままごとやごっこ遊びではなく、実際の体験を通して手を動かし人格を形成する。

※スマホは平面の世界で実際の体験ではない。

人間は、手を動かす作業によって、自分自身を作っていくのです。
それは、ほかのもので代用することができません。
幸福によってもやさしい愛情でもできません。

『幼児の秘密』マリア・モンテッソーリ著より

 

意識して手を使うものを準備してあげることが大切。

正常化への四段階

逸脱状態にある子どもが変わることを正常化と呼ぶ。

①自由選択:子どもの状態を見極め、環境を整えた上で、今の子どもに合ったお仕事を提示したり誘いかけたりする

②繰り返し:何度も繰り返すうちに集中減少と言われる、何者にも惑わされない深い精神状態に入っていく

③集中:いったん子どもが集中したら、いかなることがあっても、その集中を妨げない。

④達成感:満足するとパタッとそれをやめる。

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モンテッソーリ教育まとめ

モンテッソーリ教育の子どもの見分け方

・子どもには自己教育力があり、自然のプログラムに従っている。

・子どもが主体であり、大人は援助者である。

・子どもには敏感期がある。

・随意筋肉運動を通して子どもは人格を形成していく。

モンテッソーリ教育の子どもの援け方

・子どもを観察し、子どもに合った秩序ある環境を整える。

・子どもがひとりでするのを尊重し、必要なだけ手伝う。

・言葉ではなくやってみせる(提示・提供)。

・日常の生活をともに丁寧にしていく。

 

 

以上、『マンガでやさしくわかるモンテッソーリ教育』のまとめでした!

 

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