春節中は入場が無料!ということで、景福宮(けいふくきゅう、경복궁、キョンボックン)に行ってきました。
景福宮は、朝鮮王朝(李氏朝鮮)の王宮です。
景福宮
朝鮮王朝の開祖李成桂は1392年に開城で王に即位。その2年後の1394年に漢陽(漢城、現在のソウル)への遷都を決定。無学大師の風水に基づき漢江の北、北岳山の南にあたる「陽」の地が選ばれ、李成桂が開城で政務を執っている間から王宮の建設が始まった。鄭道伝によって「景福宮」と命名され、1395年から李氏朝鮮の正宮として使用された。
1895年、宮内で高宗の皇后である明成皇后(閔妃)殺害事件がおき、王が居所を移してからは正宮としての役割はなくなってしまったそうです。
日本語無料ガイドもあり
私たちが行った時は閉園ぎりぎりだったのでなかったのだけど、普段は日本語無料ガイドもあるそう。
●所要時間:60~90分
●時間:10:00、12:30、14:30 (1日3回)
伝統衣装を着ると入場無料
韓国の伝統衣装・韓服(ハンボッ、チマチョゴリなど)を着用すると入場料が無料らしく、たくさんの中国人さん、フィリピン系の外国人さんたちがチマチョゴリを着ていましたよ▼
光化門
興礼門
勤政門
勤政殿
文武百官からの朝賀を含んだ国家の大きな儀式を挙行することや外国からの使臣を接待するなど、景福宮の正殿でありながら同時に法殿であった。
勤政殿という名前は高麗末期、朝鮮王朝初期の政治家、学者であった鄭道伝が名付けたそうです。
勤政殿の勤政というのは「世の中の事柄は勤しむとうまくできる」という意味で『太祖実録』(『朝鮮王朝実録』の一部分)に載せてある。
▼勤政殿にある玉座
文禄・慶長の役の前には回廊が単廊であったが、現在の勤政殿は複廊形式で、行閣(宮殿やてらの青銅の前面又は左右に立てた長屋)に囲まれた中庭の北側に位置されている。上下月台(上下2段になっている儀式を行う台)の上に正面5間、側面5間の大きさで建てられた2階建ての建物で、屋根は横から見て八字の模様である八作屋根である。正殿の手前にある広い中庭には粗削りの薄石(平たく切り出した石)が敷いてあり、その中には御道が通ってあってその御道の左右には文武の身分によって九組の品階石が置いてある。勤政殿の外観は2階建てに見えるが、内部は階の区別がなく全体が通じてある。裏面の建物の内側に建てた柱の中央には王様の御座があり、その後ろには日月五岳図という屏風絵がある。天井の中央には宝蓋を作り雲の柄を描き、足指の爪を7つ持つ対の七爪龍を飾っており、建物の中の床は角閃石が敷いてある。
慶会楼
前の池の水が凍っていて、歩いていけちゃいそうでした。
思政殿
思ったこと
あれ、今、北京の故宮にいる?と思うくらい、中国の宮殿と似ていて、昔は韓国も日本も中国に大きく影響を受けていたんだなぁというのがよくわかります。
今は近いようで遠い三国。
こんなに同じルーツを持つんだから、もっと仲良くすればいいのにーと思いましたよ。
少なくとも私は中国も韓国も大好きだし、それぞれの良さをどんどん伝えていきたいです。
観光情報
●住所:ソウル特別市 鍾路区 世宗路 1-1, 景福宮
서울특별시 종로구 세종로 1-1, 경복궁
●電話番号:02-738-9171
●営業時間:3~5月、9~10月…9:00~18:00
6~8月…9:00~18:30
11~2月…9:00~17:00
※入場は閉園1時間前まで
※私たちが行った旧正月は16:00まででした。
●休業日:火曜
※火曜が祝日の場合、営業し翌日休業
●入場料:
大人(19〜64歳)…3,000ウォン
子ども(満7~18歳)…1,500ウォン
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