『子どもをのばすアドラーの言葉』叱らない、褒めない!子どもとは対等な関係を!子どもには自分の居場所があると思ってもらえるように貢献感を。

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『子どもをのばすアドラーの言葉』 育児

こんにちは!

『子どもをのばすアドラーの言葉』を読みました。

アドラーについては、数年前本を読んで、「課題を分ける」という考え方に出会ってから人生がかなり楽になったなぁと感じていたので、子育てのアドバイスももらえたら!という気持ちで読んでみました。

子育てにおいても、「子どもの課題に親が口を出さない」というのが基本姿勢。

親は子どもと対等な関係で、日頃から良い関係を築いておくことが大事という主張でした。

ついつい親は上から目線で子どもに「○○しなさい!」と命令してしまうけれど、日頃から対等な良い関係を築けていれば言葉を使ってコミュニケーションとることができる。

子育てで忙しくてバタバタしているとまめに、丁寧にコミュニケーションとるということができなくなりがちだけど、気をつけようと思いました!

 

けっこう重複が多くて、またその話かい!となることが多かったのが残念ポイント。

でも何度も繰り返されたから、しっかり理解できました。

 

将来的に子育てで迷ったらちゃんと立ちかえれるように、この本で学んだことをまとめておきたいと思います。

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『子どもをのばすアドラーの言葉』で学んだ子育てのポイント

教育の目標は自立

①自分で決められる

②自分の価値を決められる

自分で自分の言動が正しいと確信することができる。

人の意見で自分の言動を変えない。

他の人と違うことではなく、ありのままの自分に価値があると思えること。

③自己中心性からの脱却

何もできないふりをして大人から援助を受けることを当然だと思っているのは自立ではない。

叱ることは適切ではない

子どもは親が困ることをして叱られるという形で親の注目を自分に向けたい。

叱っているのに問題行動をやめないのではなく、叱っているからこそやめない。

叱らなくても普通に言葉で説明すればいい。

子どもを叱るのは、言葉で説明しても理解できないと思っているから。

つまり、子どもを対等に見ていないということ。

褒めない

どんな時も褒めていると、褒められなければたちまち適切な行動をしなくなる。

世に出たら、他の人が必ず声をかけてくれるとは限らないということは知っておくべき。

親として子どもを援助するためには関係が良くないといけない

親は子どもの課題に介入するのはやめるべきだが、子どもから援助の依頼があればできる範囲で援助すること。

親の話を聞き入れてもらうためには、親と子の関係が良くないといけない。

子どもが失敗した時は子供が責任をとる

致命的なことでなければ、失敗しないように親が先回りをすることは、子どもが自分で引き受けなければならない課題を大人が肩代わりをするという意味で甘やかしである

子どもの人生に介入したくなるのは、失敗した時に、子どもが自らの力でその失敗の責任を取れないと大人が見なしているからであり、子どもを信頼も、尊敬もしていないから

子どもが家庭の中に自分の居場所があると感じられるように声掛けする

子どもたちの一番基本的な欲求は、家庭や学校に居場所があると感じられること。

それを感じてもらうためには、子どもたちの貢献に注目して言葉をかける。

「○○してくれてありがとう」「○○してくれて助かったよ」

貢献感を持てれば、自分に価値があると思えるようになり、褒められようともしなくなる。

受験中も勉強>お手伝いは間違い。

親や他の兄弟と良好な関係を持ち、家庭内で家族の一員として協力できるようになって初めて勉強も進捗する。

なぜなら、協力することで自分が他の人に役立ててると思えた子どもだけが、自分のことを好きになり、勉強も含め、自分の課題を解決できる自信を持てるようになるから。

子どものことは親が一番よく知っている、わけではない

親といえども、子どものことを本当に知っているとは限らない。

間違った判断をするくらいなら、子どもの言動について疑問に思うようなことがあれば率直に尋ねる。

 

子どもの勉強に口出しをしてしまうのは、子どもを信頼していないから。

子どもは自分の課題を自力で解決できると信じること。

そして問題行動を起こしている場合は子どもに悪意があるわけではない。

「あなたのことをちゃんと見ている」と伝えれば良い。

子どもと親は対等な関係

・親子関係は、上下関係ではなく、人間として対等な関係である。

・「上から目線」を子どもは嫌う。

・そのためには子どもと良好な関係が築かれている必要がある。

・対等でいるために

①子どもの人格を傷つけるような言葉を言わない

②丁寧な言葉遣いで離す

頼む時には命令ではなくお願いをする。

「〜しなさい」

「〜してくれませんか?」「〜〜してくれると嬉しい」

泣きわめいたり、不機嫌になってまわりの人を動かさなくても、言葉を使えば自分の思いを伝えることができるということを大人は教えなくてはいけない。

「体罰は怒りの感情を伴ってなされる。そこに正義など何もない。復讐のために体罰が加えられるのである」 たとえ手を上げなくても、叱ることは体罰と同じ

即効性を求めない

ゲームに夢中になるのは、親をイライラさせたり怒らせたりすることで親の注目を引くためでもある。

成績が良くなかった時のための言い訳の可能性も残している。

力ずくで取り上げると後々の親子関係をこじらせることになるので、即効性を求めないこと。

他者に関心をもつように教育する

アドラーが掲げる教育の目標は、共同体感覚(=他者に関心を持つこと)を育成すること。

今している勉強がやがて人のために役立つことを教える必要がある。

教科教えるのではなく教科教える。

勉強ができても子どもが他の人のことを考えられず、自分さえよければいいと思うようでは、教育に失敗

アドラー曰く、他の子どもたちの勉強を手伝うことが良い。

他の人に教えることで勉強が身につくし、他の人に役立てることができる。

直接勉強とは関係のないところで肯定感を持てた子どもは自分に価値があると思え、自分の課題に取り組もうとする勇気を持てる。

競争しか知らない子どもは協力することはできません。でも、協力ということを知っている人は、必要があれば競争することができます。

頭がよくても、名の通った大学を卒業していても、自分のことしか考えられないエリートたちは、社会にとって有害である。

劣等感について

「自分はできない」という思い込みは生涯にわたって固定観念になる。

実際に自分が劣っているかではなく、主観的なものなので、自分がだめだと思ったらだめ。

自分に価値がないと思い、自分のことが好きでないと自信が持てずに課題に取り組めない。

何かの理由を持ち出して課題に取り組まないことをアドラーは「劣等コンプレックス」と呼んでいる。

(例:いい成績を取れず親の期待に答えられないと思った子どもは勉強することをやめる)

劣等感は「健康で正常な努力と成長への刺激」。

子どもは叱られると自尊心や自信をなくしてしまう。

親は子どもが自分の課題を自力で解決できるという自信を持てるように援助するべき。

①結果ではなくプロセスに注目するために「頑張ったね」と声をかける。

失敗することを怖れずに次回も挑戦できるように子どもを叱ってはいけない。

②短所を長所に置き換えること。

親は基本的に子どもの短所、欠点、問題行動しか見ていない。

 

 

以上、『子どもをのばすアドラーの言葉』を読んで学んだことでした!

ヒナと対等な関係を築いて、口出しはせず、ヒナから助けを求められた時には応えられるような親になりたいと思いました。

 

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