流産を経験した後、楽になりたくて、産科医である池川明さんの『子どもはあなたに大切なことを伝えるために生まれてきた』を読みました。
88のメッセージが紹介されていてどれも大切な内容ですが、今回は流産に関するメッセージをピックアップしたいと思います。
流産を通して赤ちゃんが伝えてくれる大切なメッセージ
自分から雲の上に還っていく赤ちゃんもいます(message58より)
アメリカの調査で「胎児だったとき、へその緒を握って血流を調節し、あの世に還ろうとした」という記憶のある人もいて、産科医である池川さんによると、お腹の赤ちゃんが意思をもってそうすることは医学的にも可能だと考えられるそうです。
この世に来るのがたましいを成長させるための冒険だとしたら、下見旅行や短期観光旅行としての妊娠があっても不思議ではありません。
「流産は、お母さんの一時的な行動だけに原因を求められるような単純なものではない」そうです。
赤ちゃんはお母さんが自分を責めることを望んでいない(message59より)
子宮外妊娠をしたお母さんは、胎話士さん(お腹の中の赤ちゃんと対話できる方)に聞いたところ、
「世の中にはどうにもできないこともあるけれど、乗り越えたら必ずいいことがあるって、お母さんにあげたいの。そのために来たのよ」
というメッセージをもらったそうです。
あっという間に雲の上に還ってしまう赤ちゃんも、こうしてお母さんとお父さんに大きな愛のプレゼントを持ってきてくれるんですね。
天使になった赤ちゃんからもメッセージがある(message60より)
ほとんどの赤ちゃんは、無事に生まれて育つ中で、お母さんのたましいの成長を促そうとします。
けれど亡くなる赤ちゃんは、死という大きなショックを通して、より深い気づきのチャンスを与えてくれるのです。
いのちをかけてメッセージを届けてくれる赤ちゃんは、強いたましいの持ち主です。そして、そんな赤ちゃんに見込まれ、選ばれたお母さんも、本来、それを受け止める強さを持った人です。
赤ちゃんは、お母さんを悲しませるために宿ることはありません。
赤ちゃんはどんな理由で雲の上に還っていくとしても、遺される人に必ず、大きなプレゼントを置いていってくれます。亡くなっていく赤ちゃんも、「神さまからの手紙」を届けてくれるのです。
子どもを失うのは、母親として最も深い悲しみです。しかし、それを受けとめたお母さんは、人としての深みを増すでしょう。
そしてそれこそが、赤ちゃんが届けたいプレゼントなのだと思います。
お母さんは”心の耳”を澄ませましょう(message61より)
流産を経験されたお母さんたちは赤ちゃんからメッセージを受け取ります。
「お母さん、忙しすぎるよ。もっと自分を大事にして」
「お父さんと仲良くね」
「お兄ちゃんをもっとかわいがってあげて」
「いのちって、すばらしいんだよ」
「もっと子育ての準備をして」
「お母さんの過去のいろいろな物をリセットして、浄化してあげるよ」
どれもお母さんを励ますもので、責めるようなことはない。
そして、どの赤ちゃんもみんな「宿してくれてありがとう」「メッセージを受け取ってくれてありがとう」と言ってくれるそうです。
お母さんが嘆き悲しんでいて、赤ちゃんのメッセージに心を閉ざしていたとしたら、赤ちゃんはお母さんに宿れたという喜びは感じても、ミッションを達成できたという喜びの半分を味わうことができません。
赤ちゃんが心から満足して雲の上に還れるように、お母さんはぜひ、心の耳を澄ませて赤ちゃんの声を聞いてあげてください。
天使になって活躍する赤ちゃんもいます(message62より)
赤ちゃんは亡くなった後、お母さんの夢に現れて、「ママのところに来たがっている子がいるよ」「別の子をおなかに入れておいたよ」と教えてくれることがあるそうです。
ある女の子は7歳の時「私がおなかの中にいた時、ふたりのお兄ちゃんが私を支えてくれたの」と言ったそうで。
お母さんはその子が生まれる前2度流産をしていて、2人とも男の子だったと確信しているそうです。
雲の上に還っていった赤ちゃんたちは、神さまに呼ばれて、これから生まれてくる赤ちゃんのお手伝いをしているのかもしれません。
以上、『子どもはあなたに大切なことを伝えるために生まれてきた』の中にあった流産を経験されたママへのメッセージでした!
その他にも子育てをする上で大切なメッセージがたくさんあるので、ママ・パパにおすすめです(^^)
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