金沢観光の後は、福井に向かいました♪
まず最初に見たのは、大本山永平寺!
大本山永平寺
鎌倉時代の寛永2年(1244年)に道元禅師によって開かれた曹洞宗の座禅修行の道場。
森に包まれた山あいに、大小70もの建物が並んでいます。
鎌倉時代から修行僧が絶えることなく入山していて、現在も約160人の修行僧の方が修行をされているそうです。
永平寺を開いた道元禅師
永平寺を開いた道元禅師は、1200年に京都で生まれました。
14歳の時、比叡山にて出家。
24歳の時には中国に渡ります。
天童山如浄(てんどうざんにょじょう)禅師のもとで激しい修行を積み、「正伝の仏法」を受け継ぎます。
28歳で日本に帰国。
34歳の時には京都深草にて興聖寺(こうしょうじ)を建立し、その後、波多野義重公の要請もあり、越前の国(福井県)に移り、永平寺を開きました。
大本山永平寺の拝観料は自動販売機で
永平寺の拝観料は高校生以上のおとな500円、小・中学生は200円。
大本山永平寺の見どころ
傘松閣(さんしょうかく)
七堂伽羅の前に通る大広間。
160畳もの広さがあります!
天井には1930年当時の著名な日本画家144名による230枚の花鳥彩色の絵が飾られています。
▼「絵天井の間」圧巻!
廊下も、風流〜!
室内の階段を登って行きます。
僧堂
1902(明治35)年に改築されました。
正面には「雲堂」の額が掛けられており、中央には智慧の象徴である文殊菩薩(聖僧)があります。
修行僧が座禅し、食事をし、睡眠をとるなど、大切な道場です。
座禅のできる席が約90人分設けられています。
仏殿
1902(明治35)年に改築された総欅造り宋朝様式の建物。
中央には曹洞宗の御本尊であるお釈迦様が祀られています。
向かって右側からそれぞれ過去(釈迦牟尼佛)、現在(阿弥陀佛)、未来(弥勒佛)の三世を表しているそう。
正面上に「祈祷」の額が掲げられていて、昼と夜の勤行などで世界平和を祈ってくださっているそうです。
法堂(はっとう)
住持(じゅうじ)が法を説く道場。
1843(天保9)年に改築されました。
間口18間、奥行き14間、約420畳の広さ。
正面外には「法王法」の額が掲げられています。
中央には聖観世音菩薩が祀られています。
本来は説法の道場ですが、今では朝課(朝のお勤め)や法要儀式が行われています。
私たちが行った時はたまたま大きな法要をしていて、全国から集まった僧侶さんがお経をあげていました。
(外人さんたち、珍しいようで写真を撮って注意されていました…!)
承陽殿(じょうようでん)
道元禅師の御真廟(ごしんびょう)。
明治14年の改築。
正面の階段を登ったところに本殿があります。
「承陽」には仏法を承け、伝えるという意味があるそう。
正面上「承陽」の額は明治天皇から贈られたものだそうです。
大庫院(だいくいん)
1930(昭和5)年に改築された木造建築。
地下1階地上4階の建物。
一階には食事を司る典座寮があり、仏前と修行僧、来賓の食事を準備するそう。
上階には来賓の接待室と、150畳敷の大広間があります。
道元禅師は食事を作る側の心構えとして「赴食飯法」を書いているそう。
山門(さんもん)
永平寺に現存する最古の建造物。
1749(寛延2)年の造立。
中国唐時代の様式の楼閣門。
両側には仏教の守護神である四天王が安置されています。
修行僧が通れるのは入山と下山の際の2回のみ、という神聖な門。
琉璃聖宝閣(るりしょうぼうかく)
永平寺に関わる基調な宝物や古文書を収蔵。
国宝の「普勧坐禅儀」や道元禅師の直筆と伝えられている書などもある。
観光情報
●住所:永平寺町志比5-15
●電話番号:0776-63-3102
●入場料:拝観500円
●営業時間:8:00〜17:30
●定休日:なし
●駐車場:なし
※近くのお土産物屋さんで、無料で駐車していいかわりに、◯千円以上お土産買ってね、というサービスをしていました。
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