おすすめ育児本!『頭のいい子の親がやっている「見守る」子育て』(小川大介)認める、見守る、待つ、期待することが大事!

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育児

こんにちは!

小川大介さんの、『頭のいい娘の親がやっている「見守る」子育て』を読みました。

今までいろんな育児書を読んできて、自分の中でこうしていこう(こうしていきたいな)と思っていた内容が書かれていて、背中を押してもらった気分になれました。

(実際できるかはまた別問題。)

頷けるポイントたくさんで、付箋だらけになってしまった…(笑)

『頭のいい娘の親がやっている「見守る」子育て』

いい本だったな…!!

忘れたくないのと、ヒナがもう少し大きくなってからまた見返したいので、まとめておこうと思います!

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『頭のいい娘の親がやっている「見守る」子育て』を読んで覚えておきたい内容

頭のいい子の親にある3つの特徴

①子どもを否定しない、認める

②子どもに与えすぎない、見守る

③子どものことであせらない、待つ

(④期待する)

 

そもそも頭がいいとは?

これからの時代に必要なのは、「自分ならではの強み」を発揮する力

「まわりの人と同じことができる」ことよりも、「苦手なこともあるけれど、誰にも負けないものを持っている」ことの方が大事

つまり、これからの時代における「頭のいい子」とは、「自分の強みを社会で発揮できる子」である

では、そのような子になるには、何が必要か。

それは「自分軸」

(中略)

自分軸とは、「経験や価値観に基づいた、自分なりの判断基準」のこと

自分軸のある子は、自分を偽ったり無理な背伸びをしたりすることなく、ありのままの自分を出すことができます。

(P27)

大前提として、どんな子どもも、放っておけば自分軸は勝手に育ちます。

子どもはみんな好奇心があり、知らないことや目新しいものに「何だろう?」と興味を持つのですから、子どもの自主性に任せておけば、自分軸は自然に育っていきます。

ただ、親が、子どもの成長過程で邪魔をしてしまう。

①子どもを否定しない、認める

否定的な態度を摂ると、子供の自分軸の成長を止めてしまう。

認める、というのは評価ではなく、

「私はあなたという人が今、そこで生きていることを知っていますよ」という感覚

ありのままを「見て」、心に「留める」ことこそが、「認める」本来の意味

子供は「自分が思ったことを大事にしていいんだ」という安心感を得られる。

 

もし子どもがおもちゃ屋さんの前で「おもちゃ買って」とだだをこねたら。

✗「いいから早く来なさい!」

✗「なんであなたはいつもそうなの!」

○「そんなにほしいのね」と言い分をいったん聞き、「それがほしいのね、わかるよ。でも今日は買わないよ。行こう。」

Having、Doing、Being
Having:持っているものをほめる、「100点とってすごいね」
Doing:行動をほめる。「よく頑張ったね」
Being:相手の存在そのものを認める「今おもちゃが欲しいんだね」
「〜してはいけない」ではなく「〜しよう」と肯定的に伝えたほうが、子どもは素直に受け取り、行動できる
これからは、ほかの人にはない価値を世の中に提供できる人に仕事が集まる時代
みんなと同じでは「その人をわざわざ選ぶ必要がない」と認識されてしまう
「その子の強いところ、得意なところをどんどん伸ばす教育が、その子の将来にとっては有利」

 

見込みのある(本人が興味を持てる、点数をとれる)科目だけ勉強させて、ほかの科目の負担を減らす。

「ほとんどすべての解答欄を埋めているけれど、✗だらけ」

「解答欄は空白だらけだけど、解いた問題には○がつく」

結果的に全体が底上げされる。

 

「積極性」とは、子どもの言葉で言うと「やってみようかな」

日常のポジティブなフィードバックで「できそう」という予感を増やす。

 

褒める時の注意点
①他の誰かと比較しない
②本人が喜んでいないのにほめない
(※親が嬉しい場合は、「私は嬉しいよ」とアイ・メッセージで伝える。)
③社会のルールを逸脱していることはほめない
アドバイスをするなら、子どもが求めてから。
子どもの好奇心を見えにくくする要因
①ひとつのことをじっくり味わうタイプの子
②まわりの人の気持ちに気がつける優しい子
③自分の興味を押しつけてしまう親

②子どもに与えすぎない、見守る

過剰な手出しや口出しをしないことで子どもの挑戦する意欲をあと押しし、それでいて必要なときには気づいて手助けすることで致命的な挫折はさせない、ほどよい関わり方

見守るつもりが監視になっている親も多い。

「見守る」と「監視」の違いは「子どもへの信頼」があるかないか

「あの子は、ここまでならば大丈夫。ここを超えそうなときだけ注意しておけばいい」という信頼を持っている親は、子どもを監視せずに済む

「見守る」とは、子どもの成長に合わせて距離感を選び直すこと
子どもの成長に合わせて変える距離感
一、乳児はしっかり肌を離すな
二、幼児は肌を離せ 手を離すな
三、少年は手を離せ 目を離すな
四、青年は目を離せ 心を離すな

体験したことが「自分のもの」になる、つまり、体験が身につくときの子どもはどんな様子かといえば、たいていの場合、親から見れば「ボーッとしている状態」

自分のものにするには時間がかかる。

 

子どもに「自分で選ぶ経験」を積ませることが大事。

※親が選択肢を絞るのはOK。

与えた方が良いもの
①「勉強するのが当たり前」という考え方
勉強=知識をつけること+疑問を持つこと
②情報を取り入れる技術
③環境に出合うチャンス
知らないものは興味の持ちようがない。

③子どものことであせらない、待つ

「待つ」とは

「この子はこれだけのことはできる子だ」と信じて任せること

「待つ」ことで子どもは「自分でやりきった」という達成感を得ることができる

達成感は自信を育てて「またやってみよう」という意欲を生む

「待つ」≠「我慢する」

 

✗「以前にできているシーンを見たことがあるからできるはず」

○「自分の信じたわが子だからきっとできるはず」

 

※ただし今の能力では対処できない壁に子どもが突き当たったときには、親が助けることも必要

 

子どもにどれだけ「自分の時間」を過ごさせてあげられるかが大切。

「親がしてあげたことの量」で決まるわけではない

 

親が楽しそうな家はうまくいく。

だからまずは自分を大切にする。

自分が楽しく生き、自分がほめてもらえているからこそ、子どもを楽しく育て、ほめることができる

 

唯一親として頑張らなくてはいけないことは子どもを信じ切ること

 

学校の決め方

本人が居場所を持ち、活躍できるところが、その子にとっての「いい学校」

・「公立のほうがいろんな人に出会えるから、揉まれていい」←リーダーシップがあったり、何らかの目立つところを持っていたりする子どもたちで、雑多な環境を楽しめる

・私立など←主張することをあまり好まないおとなしいタイプ、目立った特技が見当たらない子

(私立は校風や指導方針があまり変わらないので似たような子が集まりやすく、主張しないタイプの子にも居場所ができやすい。)

④期待する

「期待」とは「あなたならきっと、こういうこともできるよね」という、子どもへの信頼に基づく希望・願望のこと

※「認める」「見守る」「待つ」ができていないうちから「期待する」と、ただの押しつけになってしまう。

親が期待を持って背中を押してあげれば、子どもは現状維持バイアスを乗り越え、知らない世界へと踏み出す勇気を持つことができる

 

 

以上、

『頭のいい娘の親がやっている「見守る」子育て』を読んで覚えておきたい内容でした!

良書でした!

ヒナがもうちょっと大きくなってしゃべれるようになったらもう一度読み直したい!

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