5月20日〜6月11日まで、北京にブロードウェイミュージカルWickedがくる!!と、地下鉄の広告で知って、これは絶対行かなければ!と夫にお願いして連れて行ってもらいました。
一度東京で見たことがあって、えらく感動した記憶があったのです。サントラCDも買って、歌詞を覚えてしまうくらいよく聞いていました。
チケットは大麦という中国のスマホアプリで買いました。(これはまた別途記事にします)
▼Wickedの会場は、北京天桥艺术中心という所です。北京のど真ん中、天壇公園の西側にあります。
▼北京天桥艺术中心。空気も良くて青空が綺麗でした。
▼ついに!来ました!Wickedは中国語で、魔法坏女巫 mófǎ huài nǚwū (悪い魔女)。
▼入口。ここでチケットを見せます。QRコードかざしてピッ!だけなので一瞬!
地下鉄のようなセキュリティがありました。
ペットボトルの水を持って行ったのですが、「出して一口飲んで」と言われました。
でも地下鉄と違うのは、保安(セキュリティさん)が愛想良くて、飲んだ後、「谢谢配合」(ご協力ありがとうございました)と言ってくれた!(中国だとこの一言を言えるスタッフさんは少ないです。)
▼入口を入ると突然中国っぽい門が!!日本でいうお能の舞台みたいなものかしら。
▼開演の1時間前くらいに着いたので、中をフラフラ。早すぎたのか人は少なかったです。
▼チケットです。私たちは2階席4列目を取りました。(アプリで選べます。) 580元(約9500円)。
▼当日のキャスト一覧。
▼この有名な絵をバックに写真を撮ってる人たくさんいました。客層は思ったよりも若かったです。
▼グッズ売り場。店員さんすごく頑張って売ってる感じがあったので、インセンつくのかしら。
私、日本でもロンドンでもNYでも、ミュージカル観に行くと必ずピンバッチを買うのですけれど、ここにはなかったです。缶バッチは4個50元(816円)で売ってたけど、高いのとピンバッチほどビンテージ感ないので断念。
▼18:45から地下一階でキャストさんと写真が撮れるよ、という看板を発見!(開演は19:30から)
▼19時近くだったのだけど行ってみたら行列が!私たちも並んでみました。
▼エメラルドシティの方(劇中)が来てくれました〜!写真を撮ってもらいます。
とにかく時間がないので、自分たちのカメラではなく、スタッフさんの携帯で撮ってもらいます。
▼並んでいる時に、微信のQRコードを読み込んで!と言われて、微信のグループチャットに入ります。劇が終わった後に撮ってもらった写真をグループチャットに送ってもらえる、という流れ。もちろん無料!
個人情報にうるさい日本では絶対にありえないオペレーション!でもとっても便利!!
▼2階ロビーです。日本の劇場とかって、開演前とか休憩中、椅子の取り合いしてるイメージがあるけど、ガラガラでした。トイレも綺麗だし数あるから並ばない!
▼2階席。前から4列目でよく見えました。
▼開演前のステージ。日本で見た時と同じ感じな気がする。
開演15分前、ガラガラでした。開演直前にお客さんどどっと入ってきます。
▼2階席
言語はブロードウェイが来てるので英語です。両脇の字幕は中国語。
見たことあってストーリーも知ってるし、曲も知ってるし、英語も普通よりわかるはずなのだけど、字幕をがっつり見てようやくついてける感じでした。
休憩時間、劇場の外(室内のトイレ、ロビーなど)に出る時は、スタッフさんにチケットの半券(ランダムで誰のかわからない)を渡されて、また入る時にそれを返します。(入口でQRコードでスキャンして厳重に入場チェックしてるのにこのオペレーションいる?と思ったことは内緒。笑)
Wicked自体の感想はまた別記事で書くとして、中国ならではのことをここでは書いておきます。
北京のお客さんたち反応がとっても良くて、笑うシーンも大爆笑、一曲一曲終わる度に盛大な拍手、ヒューヒューという口笛、ブラボーの声、でした。東京で観た時より反応が良い気がしました。
ただ、私の前に座ってた高校生くらいの男の子たち3人。劇中に携帯見始めた…目の前めっちゃ明るい…。何人かそういう人いて、ちょっと悲しかったな。
私語している人はいなかったのでそれは良かった!
アンコールなどはなしで、最後のカーテンコールが終わるとすぐ会場が明るくなりました。
音楽はまだ鳴ってるのにお客さん早々と立って出ていきます。私は最後まで座って聞いていたい派!
終わったのは22時15分頃。大満足で帰路につきました。
▼その日の夜23:36。なんとElphie(主人公エルファバ)のアカウントから、グループチャット内で、開演前に撮ってもらった写真が送られてきました!通知を切っておかないと深夜に携帯がブルブル鳴り続けます(笑)
▼お客さんたちからも「ありがとう〜」という反応が。
▼中にはグループの中にいる知らないお客さん同士話し始める人も(笑)
Aさん:「寝ちゃったよ〜また見に行かなきゃ〜」
Bさん:「寝るってどういうこと!!!」
Aさん:「暗くなるとつい寝ちゃうんだよ〜映画もちゃんと観られたことなくて2〜3回は最低観るの〜」
などなど。
167人が見てるグループメッセでそれやらんといてくれ!と思ったけれども(笑)、こういうのも中国ならではで面白い。
▼中には自分がSNSに書いた感想をシェアする人も。
▼Wickedの曲が聴けるアプリをシェアする人も。(この国ではCD売るの難しいかも…。)
みんなで観て、みんなで楽しむこの感じ、なかなか良いなと思いました。
中国でミュージカルを観るのは初めてで、ミュージカルそのものももちろん最高に良かったけれども、こういう中国独特の観劇文化に触れられたのもとても興味深かったです。
微信でのエルフィーの最新情報曰く、キャッツとかRENTも来るみたいだから、また行きたいです。
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