こんにちは。
我が家のヒナは7ヶ月になりました。
離乳食をたくさん食べるようになって、気持ちが楽になったな、と感じました。
もちろん離乳食作るのは面倒くさいけど、それでも私の精神的負担はかなり減りました。
なぜなら、ヒナの食事=母乳orミルクオンリー!の時は母乳でとっても悩んでいたから。
ミルクを定時にあげる産院で生まれたヒナは、母乳を拒否する乳頭混乱になってしまったのです。
ミルクは、母乳ほど大変な思いをして吸わなくても出てくるので、おっぱいは嫌!哺乳瓶でミルクくれ!となってしまいました。
産後直後で、恥骨痛がひどく動くこともままならない状態で、会陰切開の傷もあり、寝不足で、体がボロボロの状態で、おっぱいをあげようとしたら泣いて拒否されたので、「こんな大変な思いして生んだのにそんな拒否しなくても!」と思うと悲しくて私もしょっちゅう泣いていました。
自分で産んだ子なのにかわいいと思えなかった…。
本当に本当に辛かった日々。
ネットでいろんな記事を読み漁って、藁にもすがる思いで乳頭混乱対策グッズを購入。
試行錯誤の末、乳頭混乱は克服できました!
今日は実際に買って使って効果があった乳頭混乱対策をご紹介します。
今娘は1歳4ヶ月ですが、未だに甘えたい時、眠い時、お腹が空いた時は(自分で私の服をめくってきて)「おっぱいー!」と飲んでいます。
初期の滑り出しが悪かったため、母乳の量はそんなに出ないのですが、それでも求めてくれるとやっぱり嬉しい。
克服できてよかったです!
今つらい思いをされてる方が希望を持てますように。
乳頭混乱を克服した私が実際にやったこと
①Medela(メデラ)のカームを使って吸ったら吸っただけ出てくる飲み方を訓練する!
我が家は、産院を退院して家に帰った後はピジョンの母乳実感を使っていました。
ヒナはこの哺乳瓶の乳首を使って、ちょっと吸うだけでぼとぼととミルクが出てくるのに慣れてしまったために、力強く吸わないと出てこない母乳は受け付けなくなってしまいました。
そこで、ちょっと吸ったらぼとぼと出てくる乳首ではなく、吸ったら吸っただけ出てくる、という仕組みに慣らす必要がありました。
1ヶ月くらい頑張って吸わせたら母乳を飲むのに慣れてくれるかな、と期待していたのだけどそもそも吸ってくれないのでやっぱりだめで。
かといって目の前でお腹すいたと泣いている我が子を見てミルクをやめるほどの勇気もなく。
寝ぼけた時以外、特にお腹が空いて泣いている時はおっぱいを吸ってくれなくなってしまったので、これでは母乳が出なくなってしまう!と、焦って搾乳機を買うことにしました。
それが、メデラのハーモニー搾乳機。
ちょっとケチって、手動のにしました。
(今思えば手動が面倒くさくて結局搾乳する頻度が足りなかった気がするので電動が良かったかも。)
(▲洗って、よし今から使うぞー!の写真。)
このハーモニー搾乳機にセットでついていたカーム(乳首)が、吸ったら吸っただけ出てくる、おっぱいに近い飲み方ができるらしく、搾乳以外のミルクをあげる時もこの哺乳瓶を使うことにしました。
※カームは形や大きさが特徴的で、ピジョンなど他の哺乳瓶には使えません。
最初は、ヒナ、「何この乳首!?いつものと違うやんけ!」と飲むのをやめて泣いたりしていたけど、3回目くらいからスムーズに飲んでました。
適応はやい…。
メデラのカームを使い始めて1週間くらいで2回目の自治体の助産師さん訪問があったのだけど、その時「乳頭混乱治りつつある気がします!だいぶおっぱい吸ってくれるようになりました!」と報告した記憶があるので、1週間くらいで効果が出ていたみたい。
ただ、産んでから1ヶ月くらいあまり吸ってもらえない状態が続いたからか、出産の時の出血が多かったからか、やっぱり母乳は全然出ていなくて(搾乳したら両方で30ml、とかそのレベル)、足りないのでミルクは足していました。
というかミルクメインだね。
でも、吸ってもらえるようになっただけでも嬉しくて、当時の日記見ると「1時間以上吸ってた」、とか「80分吸ってた」とか書いてあるのだけど、それもつらかったっていう記憶はなくて、もう吸ってくれるだけで恩の字!状態でした。
(ヒナはお腹いっぱいにならなくてつらかったかも…)
1ヶ月半くらい経った頃、うんちの中に白いボツボツがあるのを発見したので調べたら母乳の最後の方に出る脂肪が分解しきれずに出たもの、らしくて。
あぁ、ちゃんと母乳飲んでくれてたんだなぁ、って、じわっときたよね…。
産後もうすぐ2ヶ月!という時に遊び飲みが始まって、おっぱいをまじめに飲んでくれなくなってしまってちょっと焦りました。
2ヶ月頃、外にでかけた時、初めて外の授乳に成功して。
泣いてたのにおっぱい飲んで泣き止んでくれたことに感動。
ああこれ憧れてたやつ…!と思いました。
②ピジョンの母乳相談室を使って、哺乳瓶よりおっぱいの方がよく出ると認識してもらう!
2ヶ月が過ぎて、母乳育児というにはまだまだだなぁという実感があったので、ネットで調べて、今度はピジョンの母乳相談室を買ってみることにしました。
※これは、ピジョンの母乳実感の哺乳瓶にも使えます。
我が家はファースト哺乳瓶としてBooBooのこの哺乳瓶▼を使っていたのだけど、母乳相談室、母乳実感の乳首両方とも使えました。
母乳相談室の乳首はSSサイズのみ。
穴がとっても小さいので、こんなちょぼちょぼ飲むくらいならおっぱいの方がましだわー!と思ってもらえる、と聞きました。
メデラのカームを使って吸ったら吸っただけ出る、という練習はできたので、今度は哺乳瓶<おっぱい、という流れにもっていきたい!という気持ちで使い始めました。
だいぶおっぱい飲んでくれるようになった、とはいっても、寝起き、または眠い時がメインで、日中はやっぱり拒否されていました。
が、母乳相談室を使い始めて10日間くらい経った頃、昼間の起きている時もおっぱいを飲んでくれたのです!(って育児日記に書いてある。)
産後2ヶ月半くらいの時には自分からおっぱいを探して食いついてくれていた模様。
時々ミルクを残す日も出てきたりして、おっぱいが飲めている感じがありました。
とはいえやっぱり搾乳しても30ml、とか40mlとかその程度。
それでも飲んでくれるだけ嬉しかった!
母乳相談室の乳首は、5ヶ月頃まで使っていました。
他の子たちはSとかMとか使っている時期に、ヒナはSSサイズで飲みにくかっただろうな…。
できるだけ母乳を飲んでほしい、という私のわがままで、大変な思いをさせてごめんよ。
③添い乳して授乳頻度を上げて母乳量を増やす!
3ヶ月経って、首が座ってきたのと、寒くなってきて夜起き上がるのがつらくなってきたので、夜寝る時添い乳をし始めました。
添い乳しながら寝てくれて、朝まで泣かなかったこともあったり。
もちろん泣いてしまう日もあったのでそういう時はミルクを足して寝かせていました。
4ヶ月、5ヶ月と冬になっていよいよ起きるのが寒くて辛くて面倒くさくて(←)
夜中泣いたら添い乳だけで乗り切ることが増えました。
この時期に頻繁に吸わせていたからか、5時間くらいあげていないと胸が張る、という産後初めての状況になりました。
SNSとかでママさんたちが、「子どもが寝ちゃって飲んでくれてないから張ってる…!」と言っているのを見てて、まったく経験ないな…!と思っていた私、おおこれが噂の…!と感動しました(笑)
それでもね、搾乳しても50mlとかそんな感じ。
母乳不足にも悩んでいたので、自治体の助産師さんに教えてもらったAMOMAのハーブティーを飲んでいました。
乳頭混乱は克服。離乳食&ネントレで母乳への執着が弱まった。
上の3つを試した結果、乳頭混乱は克服。
量は足りてないけどおっぱいは飲んでくれるようになりました。
5ヶ月半になって、離乳食開始。
幸い、ヒナは離乳食大好きで、たくさん食べてくれます。
そして離乳食後はお腹いっぱいになるのかミルクも残すように。
6ヶ月を過ぎて、ネントレを始めました。
抱っこして寝かせる、おっぱいをあげながら寝かせる、ということをやめました。
そして夜泣き対応としての添い乳もやめました。
19時半頃ミルク200mlを飲んだら次のミルクは朝の7時。
最初は朝起きたときはおっぱいパンパンだったけど、1週間くらいすると大丈夫に。
夜中休ませてるからか朝一は母乳がたくさん出てる気がします。
朝起きたら母乳をあげて、その後ミルク。
夜中何も飲んでいないので200mlをあげるけど、母乳を飲んだ後は50mlくらい残すようになりました。
離乳食が始まって、母乳・ミルク以外でエネルギーと栄養をとれるようになりつつあること、親の関心がミルクの飲みより離乳食の食べ具合に移ったこと、おっぱいをあげる機会が減って私の役割が徐々に終わりつつあると感じることで、不思議と母乳への執着がなくなりました。
今はもうミルク100%でもいいかな、と思っているくらい。
朝はおっぱいパンパンなのであげているし、泣いているヒナにあげると泣き止んでくれることがあるし、で未だにあげてはいるけれど、以前の「母乳で育てなきゃ!」という焦りから解放されたからか気持ちがとっても楽です。
もし2人目ができた時に気をつけたいこと
右も左もわからない状態で妊娠出産を経験して、知らなかったからこそ苦しんだことってたくさんあるなと思っていて。
もし2人目ができたら、この経験を活かしたいな。
・産んだら自然におっぱいが出るわけじゃない!
とにかく初期から吸わせる!
・母乳育児を大事にしている産院かを見極める。
・出産後、入院中も、「母乳相談室」を使う!これはもう絶対。病院が「母乳実感」とかだったら「母乳相談室」持参するわ!!
・もしミルクをあげる病院だったら、ミルクはあげずに母乳だけをあげたいと伝える!
退院まで体重減ってもいいからとにかく母乳であげる!
・とはいえ完母はお母さんの負担が大きいので哺乳瓶拒否にもならないように気をつけたい。
パパ や他の人が嬉しそうにミルクをあげているのを見るのも、なかなか良いものだった。
みんなで育てている感が強まって私は好きだった。
・完母だと6ヶ月過ぎ頃の貧血が気になるのでやっぱりミルクも飲めるようにしておきたい。
・他人から「母乳?」と聞かれても「それを聞いてあなたになんの関係が?」くらいの強い気持ちを持ちたい!
(産後のホルモン状態ではなかなか厳しいのだけど。)
ということで、もし次回があったら、完母にこだわりすぎず、でも今回のようにおっぱい拒否にならないように、うまく育てられたらいいなー。
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▼母乳にこだわりたい方はこの本がおすすめ!
Comments
乳頭混乱中の1ヶ月になる子を育てている母です。
自分のことが書いてあるのかと思うほど同じ境遇で驚きました。
出産した産院で何も疑わずひたすら定時にミルクを与えて過ごした入院期間。
母乳も滲まず乳頭が硬いままでも、どんなに会陰の傷が痛んでもおっぱいを吸わせればよかったと後悔ばかりしています。
未だおっぱいを全力で拒否され、桶谷式の母乳相談室にも行き始めました。ハーブティーも試しています。
bluebirdさんの記事を読んでいつかこの状況を脱することができるのかなぁと勇気をもらいました。
きういさん
コメントありがとうございます(^^)
そうだったのですね…!
つらいですよね(> <)
産後1ヶ月でまだ体が完全に回復していない中、拒否されるのはとっても苦しいと思います。
まわりもああだこうだ言ってくるし。。
とっても、とっても、とってもわかりますよ!!!!
私もけっこう長い間悩みました。
うちは今1歳1ヶ月になりましたが、諦めずに試行錯誤していたら、8ヶ月くらいの頃になぜかミルク飲まずにおっぱいー!となりました。
でも、それまでミルクメイン(というかほぼミルク)だったので母乳はほとんど出ておらず、でも吸ってもらえるだけで嬉しかったのであげていました。
1歳過ぎた今でも安心したい時とかちょっとお腹すいた時に求めてきます。
量を保つためにこまめに搾乳する(←私はできなかったのですが)、母乳相談室を試してみる(←早く使えばよかった)、と良いと思います。
離乳食が始まった今思うのは、当時は母乳飲んでもらわなきゃ!と追い込まれていたけれどミルクでも、全然問題ない、ということ。
(まわりがああだこうだ言ってくるし、ネットでも母乳が一番…みたいな記事もありますが)
実際90%以上ミルクで育った娘も何も問題なく元気いっぱい育っています。
(そして私自身はミルク100%で育った健康優良児!)
あまり自分を追い込まず、うまくいったらいいや〜くらいの気持ちでいてくださいね(^^)
私でよければお聞きできるので、いつでもご連絡いただければと思います。