『子どもを叱り続ける人が知らない「5つの原則」』子と意見が違った時の話し合いの仕方、ゲームとの向き合い方、親の心得など

2.5
育児

最近1歳の娘が、やめて、と言ったことをするようになったので参考になったらいいなぁと思い、『子どもを叱り続ける人が知らない「5つの原則」』を読みました。

思ったより大きい子向けの話だったけど、今から知っておいて損はないかな。

今までたくさんのお子さんと両親を見てこられた著者の方の経験をベースにしているので、私的には少し具体例が多かったのと、もう少し科学的根拠が欲しいなぁと感じてしまいました(^^;)

もう少し娘が大きくなったら、忘れていないかチェックするために、ポイントを記録しておこうと思います!

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『子どもを叱り続ける人が知らない「5つの原則」』

第1原則:自分とまったく同じ価値観の人はいない

・親子でもパーソナリティや価値観は違う。

※本能的に同質でありたいという願望があるので注意。

・親の想像上の理想的価値観を子どもに投影し、それを強制してはいけない。

・親が子どもの良い点を見て認めること。

(子どもに変わってほしい、子どもにわかってほしい、は無理な話)

・「子どもは親の思ったとおりになるはず」という気持ちが無意識に言葉となって表れてしまうので注意。

意見が違った時の話し合いプロセス
①価値観のギャップを認識する
②子どもの価値観を理解する
③親の価値観について話す
④今後どうしたらいいのか話し合う
・コミュニケーションの量に比例して信頼関係を構築していく。

第2原則:強制されたことはやらない。やったとしても、形だけになる。

強制されたことはやらない

何かを押し付けられても面従腹背(表面的に従っているように見えても、本心からやりたいと思うことはない)

子どもは親の言うことはやらないが、親がやることを真似する

・小さい頃から「自分のことは自分でやる」という教育をしていると勉強という自分ごとの作業も自分でやる可能性が高い。

 

もし子どもが勉強をせず困ったら
・親は勉強についてはいっさい口にしないというスタンスを貫く
・勉強については教育の専門家を探す

教育の専門家の条件(すべて揃っていることが必要)
①親身になって子どもの面倒を見てくれる人
②現状の学力を正しく把握し、そのレベルから積み上げていける人
③マイナスな発言をいっさいせず、希望をもたせる発言をする人
④正しい勉強方法を心得ている人
⑤教えることに喜びを感じている人

第3原則:人間には、最低3つの長所がある

・子どもの3つの長所(この中に将来の仕事やライフワークの種)を見つけて親の笑顔(太陽の光)を注ぐと子どもは成長する。

もしゲームのしすぎが気になるなら
・やり始める前にルールを決める
・決めたルール、ペナルティ、約束は必ず実行する。(うやむやにしない)
・徹底的にゲームをさせる
→飽きるまで待つ/長所として伸ばす

第4原則:親は成長が止まっているが、子どもは成長している

・親は子どもの体の成長には気づくが、精神面の変化には気づかず、対応ができていないことが多い。

・親は、「あのときはこうだった」という過去の支店で子どもを見ないこと。

・子どもの反発や口答えは成長の証。

・「親は教師ではないし、家は学校ではない。」

・見える化が良い。
e.g. 子ども手帳で毎日の学習内容を書いて、終わったら線を引いて消す

第5原則:まず「諭す」。「叱る」「怒る」は非常時のみ

・「叱る」「怒る」ことによって相手の行為が変わらない場合はやり方を変える必要がある。

・使い分け
★通常モード:諭す
★非常モード:
叱る(人の道に反した時)
怒る(今この瞬間に檄を飛ばさないと一生後悔させることになると思った時=緊急非常事態時)

諭すべき時に「叱る」「怒る」が出てきそうになった時
・6秒待つ(アンガーマネージメント。怒りのピークは6秒程度)
・水を飲む
・その場から立ち去る(タイムアウト)
・どれくらい腹が立ったか記録する
・心の中で自分を落ち着かせるフレーズを唱える

以上、『子どもを叱り続ける人が知らない「5つの原則」』を読んで覚えておこうと思ったポイントでした!

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