中国にお住まいの方、一時帰国時などの家族や友達のお土産、困りませんか?
私は今もかなり困っています!
実家の母は、娘が中国に何年も住んで元気に過ごしているのに未だに、
「中国のもの、特に食べ物は絶対いらないから買ってこないでね」と言います…。
お金かかるからお土産はいいからね〜的な遠慮、ではなく、もはや断固としてお断り、のご連絡をいただいております…。
まあ確かに住んでいても日本に持って帰りたいほど美味しいものって(持って帰れるものは特に)あんまりないのよね…。
以前知り合いが北京に遊びに来てくれた時、お土産を渡したいなと思って、色々考えたあげく稻香村(dào xiāng cūn)で北京の伝統的なお菓子を買うことにしました。
日本の和菓子とはもう比べ物にならないけど、好奇心旺盛でなんでも面白がってくれる方だったので、良いかなぁと思った次第です。
稻香村(dào xiāng cūn)
1773年、乾隆帝がいた頃、苏州にできた240年以上続く歴史あるお菓子屋さんです。
北京稻香村は、1895年にできました。
直営店が30店舗、加盟店は100店舗にも及びます。
百度地图などで「稻香村」と検索すると場所が出てきます。
第一营业部
▼私は北新桥にある稻香村 第一营业部に行ってみました!
稻香村は北京や上海などいろんな都市バージョンがあって味も違うので、看板に「北京稻香村」とあるか確認が必要です。
商品も北京産とあるか確認してください☆
▼お肉なんかも売ってます。
お菓子が積みあがっているところがあるので、自分で選んで籠に入れていきます。
1個ずつとかでも大丈夫です。
▼店員さんに選んだものを渡すと密封ラッピングしてくれます。
6種類2個ずつでだいたい13元でした。
だいたい、というのはこのお菓子、量り売りなので重さによって金額が変わってきます。
稻香村 おすすめランキング
北京の有名且つ伝統的なお菓子を、私が独断と偏見で選んだランキング形式でご紹介します。
1. 驴打滚
北京の伝統的なお菓子と言えばこれ。
北京料理、北京ダックが食べられるレストランのデザートなんかでも
メニューに入っていたりします。
この大きい袋タイプはBHGなどの大きなスーパーや空港で売ってます。
私が行った稻香村のお店には1個ずつの個装のみでこのようなセットはありませんでした。
きな粉がまぶしてあって中は餡子とお餅が入っています。
甘くて美味しいですよ。
名前の由来
ロバが興奮して転がりまわって砂埃がたった様子に似てるから
驴打滚という名前がついたそう。▼
に、似てないけどね…(笑)
2. 艾窝窝
中に餡子が入っていて甘くて美味しいです。
北京で食べられるようになったいきさつ
明の時代。故宮に住む皇后たちは毎日珍しい高級なものを食べていましたが、
それにも飽きてしまっておりました。
そんな時 故宮のある回族のシェフが故郷でよく食べていた
イスラムの食べ物「艾窝窝」を故郷から持ってきて厨房で食べていました。
それを見た女官が、一緒に食べてみたところ美味しかったので、皇后に持っていきました。
女官からもらって食べてみた皇后も気に入ってしまい、
すぐその回族のシェフに頼んで同じものを作らせることにしたのです。
しばらく紫禁城の中だけで楽しまれていたものが、次第に広がり、
一般人たちも食べるようになりました。
参考:百度百科 – 艾窝窝
窝窝とは
そもそも窝窝ってどういう意味なのか気になって
中国語の先生に聞いてみたらこんな答えが!
“我觉得 窝窝 有一种“圆溜溜”的感觉
窝窝”这个名字经常用于面点中。
我印象中的“窝窝”,是圆形的,立体的,底部中间有个洞的^_^”
つまり、窝窝は丸っこくて立体的で真ん中が空洞のもので、小麦粉を使った料理によく使われる名詞だそうです。
3. 麻团
日本の中華街でもよく見る胡麻団子。
華北地区では麻团、東北地区では麻圆、海南では珍袋、広西では油堆と
それぞれ呼ばれているそうです。
香港でも飲茶の中によくあったなぁ。
麻团又叫煎堆,华北地区称麻团,东北地区称麻圆,海南又称珍袋,广西又称油堆
参考:百度百科 – 麻团
はじまり
もともとは古代、まだまだ中国が貧しかったころ、
お客さんをもてなすために、
残ったご飯に落花生の粉とお砂糖をつけたのが始まりだそうです。
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市内で買いそびれちゃった!という場合は北京空港でも買えますよ。
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