『「賢い子」に育てる究極のコツ』(瀧靖之) 好奇心を育てるには図鑑がいい!音楽、運動、語学etc習い事のベストタイミングはいつか?睡眠・朝食が大事!親の役割とは?

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賢い子に育てる究極のコツ 育児

こんにちは!

瀧靖之さんの、『「賢い子」に育てる究極のコツ』を読みました!

結論から言うととっても良い本でした!

子育てをする上で、具体的にいつ頃に何をしたらいい、というのを

さすが脳医学者さん、科学的根拠をもとに教えてもらえるので

とってもすんなり腹落ちしました!

本を読んだ中で、自分もヒナにこれをしてあげよう!と思った知識を

理由と共に要約しておこうと思います!

伸びる子にするには図鑑を与える

難関大学生にはひとつの共通点があって、

それは幼い頃から図鑑が大好きでよく見ていた、というもの。

伸びる子の親は図鑑などを使って

子供の好奇心を伸ばすという役割を果たしている。

ただ図鑑を買い与えるだけではなく、図鑑で得るバーチャルの知識と、現実世界のリアルな体験とを親が結びつけてあげると良い。

図鑑を与える時期は、遅くとも3、4歳が良い。

これは男女関係なく。

なぜなら、子どもは3、4歳になると徐々に好き、嫌いを自分で判断できるようになるから。

面白い、面白くないと子どもが自分で判断する前に親しんでいた図鑑は好きになる可能性が高くなるそう。

もし子どもがそんなに好きそうでなかったら、まず親が図鑑が好きだというのを示してあげると子どもも興味を持つようになる。

図鑑を読む時間は日によって違えど、できる範囲で毎日が理想。

図鑑は一度に買い揃えず、少しずつ買い足して行くのが良い。

一度に買うと、「読まないともったいない」と押しつけモードになりやすい。

子どもが外で何かを見つけたり、質問をしてきたら、「家に帰ったら図鑑で調べてみよう」と一緒に図鑑を開くのが良い。

親がクイズを出したり新しいことを教えてあげても良い。

知識を暗記させることが目的ではなく、好奇心を持ってもらうことが目的。

脳の成長のゴールデンタイムを意識する

生後すぐの赤ちゃんの脳内では、道路建設(ネットワークづくり)がさかんに行われている。

道路のつくり方のパターンは

①最初にたくさん道路をつくる

②実際に使ってみる

③使わなかった道路はどんどん壊す

というもの。

そしてこの①〜③の時期は脳のエリア(能力の種類)ごとに差がある。

道路整備は、脳の後ろから前に向かって起きる。

3〜5歳:楽器、運動(側頭葉、頭頂葉)

楽器は演奏する時に指先や手首周辺の細かい動作(=巧緻こうち運動)がセットになる。

脳の運動野と呼ばれる部分が3〜5歳の時期に発達のピークを迎えるためこの巧緻性=器用さが身につきやすい。

聴覚の発達がある程度完成するのもこの時期なので、絶対音感、相対音感などの音感もつきやすくなる。

楽器以外でも細かい体の動きをともなう運動(フィギュアスケート、バレエ、卓球など)を始めると効率よくその能力を獲得できる。

8〜10歳:語学

母語も10歳前後で大人と同じような話し方をするようになる。

外国語の習得もターニングポイントとなる。

特にリスニングとスピーキングを伸ばすにはこの時期に始めるのが良い。

10歳〜思春期:社会性、コミュニケーション能力(前頭葉、特に前頭前野)

10歳頃までのコミュニケーションの範囲は限定的。

10歳頃から脳の対人関係に関わる部分が成長する。

この頃に、いろいろな人とコミュニケーションをとる機会を作ってあげるといい。

好奇心のある子は自然と賢く優秀に育つ

好奇心があって、好きなことに一生懸命取り組んだ子は

自分で自分の力を伸ばしていくことができる。

なにかを突き詰めれば突き詰めるほど、脳の可塑性を高めることができる。

つまり、他の分野についても脳を成長させやすくなる。

好奇心を持って何かに取り組めた子は、自然と賢く頭もよくなる。

 

ちなみに、好奇心は脳の老化予防にも効果を発揮する。

幼い頃から好奇心レベルの高い人、趣味をたくさん持っている人は

高次認知機能を司る部分の萎縮が他の人に比べて遅い、

つまり認知症になりにくい傾向にあることがわかっている。

音楽をすると言語も伸びる

これは割と有名な話だけど、音を司る脳の領域と、言語を司る脳の領域は近いところにある、というよりもほぼ重なっている。

3,4歳は言葉の発達の時期なので、この時に楽器を演奏すると言葉の領域にもよい刺激がいく。

男の子は言葉への興味が湧くのが遅いことも多いので、音楽を利用して、脳に言葉を受け入れる準備をさせておくのが良い。

もし音楽、楽器に興味がなさそうだったら、図鑑と同じく親が楽しんでいるところを見せるのも手。

ひとつの得意がいくつかの苦手を引っ張りあげる

脳には「汎化(はんか)」という特徴がある。

何かというと、何かひとつの能力が伸びると、それに直接は関係しない部分の能力も伸びていく、というもの。

何かひとつの分野に集中して取り組むと、脳内でそれに関連する神経細胞のネットワークが強化される。

するとそれにつられて他のいろいろな部分のネットワークも最適化される、という仕組み。

まずは得意科目を徹底して伸ばした方が、成績全体が上がりやすくなる!

受験などでも、何かを極めると、どうやったら極められるようになるか、つまり努力の仕方や物事の習得のコツがわかるようになる。

睡眠が大事!

子どもの脳の成長にとって、十分な睡眠は欠かすことができない。

脳の司令塔であり記憶を司る海馬の成長が、睡眠の量にはっきり影響を受けるため。

適正な睡眠時間の目安は▼

・新生児(0〜3ヶ月):14〜17時間

・乳児(4〜11ヶ月):12〜15時間

・幼児(1〜2歳):11〜14時間

・未就学児(3〜5歳):10〜13時間

・就学時(6〜13歳):9〜11時間

・ティーンエイジャー(14〜17歳):8〜10時間

・ヤングアダルト(18〜25歳):7〜9時間

・成人(26〜64歳):7〜9時間

・高齢者(65歳〜):7〜8時間

朝食は絶対に抜かない!

発達がダイナミックに進む子どもの脳は大人に比べて2倍ほどのエネルギー(ブドウ糖)を必要としている。

脳が活動するために十分なエネルギーを摂取することが大切なので朝食は絶対に抜かない。

さらに脳はエネルギーを貯めておくことができないので、次の食事までそのエネルギーを補給できる必要がある。

GI(グリセミック・インデックス)は低いものが血糖値の上昇をの仕方を表す数値。

・菓子パンよりご飯

・主食は白いものより茶色いもの

(白米より玄米、白いパンではなく全粒粉を使ったパンやライ麦パン)

の方がGIが低いため、血糖値が穏やかに上がり保たれる。

長時間にわたって安定してブドウ糖を得られる。

親がしてあげることは…

脳の発達は7割程度が遺伝で決まる。

とはいえ、学習や技能、考え方に関係する部分ほど遺伝の影響を受けづらい。

親が子どもにしてあげることは

・好奇心の種をまくこと

・子どもの伸びやすい時期を見つけること

・背中を押してあげること

 

 

以上です。

 

脳の発達という科学的な根拠をもとにしたアドバイスなので

とっても説得力がありました!

そしてどれも具体的でわかりやすい!

すんなり頭に入りました。

ヒナには賢い子になってほしいので、全部実践しようと思います!

とっても良い本でした!!

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