こんにちは!
廣津留真理さんの、『成功する家庭教育 最強の教科書 世界基準の子供を育てる』を読みました。
廣津留さんは、大分県で、お子さんを高校まで公立に通わせて、その後ハーバード大学に入学させたスーパーママさんです。
その後、その教育ノウハウを活かして英語塾を開かれています。
とても衝撃的な内容がたくさんだったので、覚えておきたい内容をメモしておきます!
『成功する家庭教育 最強の教科書 世界基準の子供を育てる』で学んだこと
社会の変化に対応できる子どもを育むのに大切なもの
学校英語とは異次元のグローバルスタンダードの英語力であり、AI時代に対応する数学・科学技術力であり、趣味レベルを超越する専門性と創造性。さらにいうなら狭い専門性と得意分野に閉じこもって安住するのではなく、殻を打ち破って成長するアウトグロウ(outgrow)な姿勢
(Prologue)
家庭教育に必要なものは3つだけ
①子どもの可能性を信じる気持ち
②子どもへの100%無条件の愛
③ユーモア
(Prologue)
社会で生き抜くための5条件
①自己肯定感
②英語力
③グリット(=やり抜く力)
④コミュニケーション力
⑤マルチタスク力
①自己肯定感
自己肯定感が高いとあらゆる物事に積極的に関わろうという姿勢が生まれ、失敗を恐れずに新たなチャレンジができる
「○○ができたからお利口ね」と褒める条件付きの愛情ではなく、「あなたがいてくれるだけで幸せ」という無条件の愛情である必要
がある。
自己肯定感を養うのに必要なのは「アンコンディショナル・ラブ(どんなときも何があってもあなたの味方です)」と「フル・アテンション(いつもあなたを見守っています)」
②英語力
英語力を効率よく伸ばす唯一の方法は、英語4技能(読む・聞く・話す・書く※第3章参照)のベースとなる英単語を子どものうちから多く暗記しておくこと
グローバル社会で通用する英文を読み書きし、ディスカッションやプレゼンテーションをできるようになるには、できれば1万5000語ほどの英単語を覚えている必要
がある。
③グリット(=やり抜く力)
自らの個性を活かせる得意分野を作って伸ばすには、1日3~4時間の地味すぎる練習やトレーニングをコツコツと積み重ねること
が求められる。
④コミュニケーション力
誰に対しても親切に笑顔で接するフレンドリーさであり、偏見なく柔軟に考えるオープンマインドな姿勢
=かわいげ
※「女子力」「愛され力」とは違う。
性差を超えたユニバーサルなサバイバル能力
「かわいげ」の本質とは、自分に足りないものを素直に認め、その不足を補ってくれる他人に自分を委ねられる能力
⑤マルチタスク力
時間管理能力。
限られた時間を管理し、瞬時に優先順位をつけてタスクをこなす能力は、「脳内整理力」
自らを客観的に俯瞰して観察できる「メタ認知能力」
読書のメリット
①巨人の方に乗れる
②批判的思考(クリティカル・シンキング)を高める
③寛容性が養われる
④感性や美意識が磨かれる
子どもたちに「本を読みなさい」というのではなく、お母さんとお父さんが楽しそうに読書をしている姿をいつも見せていたら、子どもたちも読書に興味を持って本を読むようになる
家庭教育でいつも心がけたいのはShow, don’t tell.
リビング学習
宿題はリビングの大テーブルで、みんなでする。
リビング学習の目的は監視ではない。
お父さんとお母さんはいつもニコニコし、子どもが何か語りかけたら「いま忙しいから後でね」などと先延ばししないで、その場で家事の手を休め、スマホやパソコンのチェックもやめて、きちんと耳を傾けてください。そして子どもの一挙手一投足に目を向け、折に触れて「スゴいね」「エラいね」といっぱい褒めましょう
リビング学習アクティブ・ラーニング
第1段階:親による一方的で客観的な描写
「テーブルに1台のスマートフォンと新聞が置かれています。スマートフォンには革製のカバーがかけられおり、画面は真っ黒でスリープ状態です。新聞は4つ折りにしてあり、その間からは綺麗なカラー写真がのぞいています」
見た物をそのまま描写して将来一体何の役に立つのか? そんな疑問を持つ人もいるかもしれません。
しかし、客観的な描写力は、グローバル社会の標準語である英語では必須の能力。
シュタイナー教育では「子どもが育つまで待ちなさい」とあるが、彼が生きていた20世紀初頭より何百倍というスピードで変化が起こっているから、のんびり待っている余裕はない。
どんどん語りかけて、子どもの主体性、好奇心、学習意欲を引き出すこと。
第2段階:テーマを決めた親と子の対話
子どもたちの問いには真摯に向き合い、もしもわからないことがあったら、「ママと一緒に調べてみようか」と本棚の百科事典を開いたり、ネットで検索したりしてみましょう。
突き放して放置した方が、自分で何でも調べる力が付くと思っている親御さんもいるようですが、親子のコミュニケーションのなかで疑問を解決した方が印象は深くなり、効率的に学べるので子どもの学習力がぐんぐん伸ばせるのです。
第3段階:子どもに論理国語で説明させる
主張しないとその場に存在しないと見なされる。そうなると自分のやりたいことは一切できない。その怖さが身にしみてわかっているのが英語を使う人々
→これ、めちゃくちゃわかる…
過去のブログにも書いてます。
文化的・社会的背景が比較的似通ったムラ社会でのコミュニケーションツールとしての日本語と、主張しなければ何も始まらない英語は別物
◉ロジカル英語 論理国語の基本構造
ステップ1:序論 自分の言いたいことを先に言う= thesis statement
ステップ2:本論 自分の言いたいことが正しいと証明する具体例を優先順位羅列する
ステップ3:結論 自分の言いたいことを繰り返す
ゲーム、漫画について
楽しんでいる(ハビング・ファン)のか、だらけている(プロクラ)のかを見極める。
ハビング・ファンとは、漫画やゲームそのものを楽しんでいる状態。息抜きの時間で、イライラやストレスを解消してくれます。
プロクラとは、英語の「procrastination」の略であり、「怠慢」とか「グズグズと引き延ばす」といった意味があります。
プロクラは避ける。
英語教育
英検が公表している「英検Can‐doリスト」(本項後出参照)を目標にするのが良い
※大学入試改革で、2020年度から英語入試は英検、TEAP、TOEFLと同じような4技能(読む、聞く、話す、書く)重視に移行している。
ロケットスタートが大事!
姿勢とか、基礎とかは後からで良い。
英語をロケットスタートで身につける近道
英単語や英文にできるだけたくさん触れること。
英語をインプットすればするほど、ライティングやスピーキングといった英語のアウトプットもしやすくなる。
(AIも学習させるときなるべく多くインプットさせる!)
英語4技能(読む・聞く・話す・書く)のうち、家庭学習で伸ばしたいのは、リーディングとライティング。
これからの時代、英語を学ぶ本当の狙いは、グローバル社会の標準語としての英語を身につけて、英語で情報を集めて発信し、いわゆるクオリティペーパー(高級紙)の社説や論文のようなロジカルでアカデミックな英文の読み書きをこなすこと
この筆者は、お子さんが1歳の頃から英単語や漢字の学習機会を与えている。
自作の英単語カードを使って子どもと遊びながら覚えていく。
小学校のうちに英検準2級(高校中級程度)までの英単語の暗記を目標にする。
筆者おすすめの英単語帳はこれ▼
先入観で暗記を頭から否定せず、「英語は単語がすべて。単語を暗記しないと何も始まらない」「英語だけではなく数学も歴史も暗記がすべて」という家庭の雰囲気を作る」
一通り英単語を覚えたら、文章も暗記してしまう!
シャドウィングにおすすめのアプリ▼
絵本
・幼児用の絵本だと馬鹿にしないで、自分でひらがなの上に紙を貼って、漢字をふる。
子どもは書けなくても読めるように。
・絵本を手作りする。
子どもや子どものお気に入りのおもちゃを登場人物にする。
お家では絶対に守られている、という安心感を抱いて読み終えてほしいから、「主人公がお家に帰ってくる」というエンディングが良い。
・できるだけ早い段階から、「親が読み聞かせる」→「子どもに読んでもらう」に移行すると良い。
能動的になり、読書の習慣がつくようになる。
ホームパーティ
子どものためにも、親はいろいろな人を招いてホームパーティをするのが良い。
社会に出て、異なる文化、社会的な背景を持つ人たちと親密にコミュニケーションを交わして強力し合う練習になる。
教科書では学べないことが学べる。
以上、廣津留真理さんの、『成功する家庭教育 最強の教科書 世界基準の子供を育てる』を読んで覚えておこうと思った事柄でした!
なかなかハードルが高いけど、私もやってみようと思います!
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