北京に来たばかりの頃、中国人の友達が、「タピオカミルクティのお店で一番好き」、と言って教えてくれた贡茶。
台湾の会社です。
茶葉から作っている、というのがわかるくらい、紅茶の味がしっかり濃くて美味しいので、時々飲みたくなります。
中国文化としての贡茶
ちょっと余談になりますが、文化的背景をば。
贡茶というのは、中国古代からある、皇帝にお茶を楽しんでもらうために皇室にお茶を届ける、という文化のこと。もともとはお茶の産地の官吏たちがお土産として皇朝に持っていっていたのが始まりなのだけど、だんだん「税制」という意味合いを持つようになったそうです。
贡茶として献上されたお茶の中には今も伝わり飲まれているお茶も多く、伝統的な品質と風格を保っています。この贡茶の仕組みのおかげで中国の茶産業が発展したとも言われています。
参考:百度 贡茶
四云奶盖贡茶
話は戻りまして、そんな贡茶という単語を店名に入れた四云奶盖贡茶。
こちらのお店です。
▼ショッピングモールなどにもよく入っているのを見かけます。
▼メニュー。
タピオカミルクティは 珍珠奶茶(zhēn zhū nǎi chá)。
奶盖(nǎi gài)は、上にクリームがのっているよ、ということ。
贡茶の頼み方〜甘さと氷の量がお好みで調節できる
飲みたいものが決まったら、あとはお好みでカスタマイズできます。
甘さ
甘さを以下5通りから選べます。
- 全糖(quán táng)…100%
- 少糖(shǎo táng)…70%
- 半糖(bàn táng)…50%
- 微糖(wēi táng)…25%
- 无糖(wú táng)…0%
私は甘いのが苦手なので、微糖が多いです。
一度 半糖を頼んで、それでもお砂糖をどさーーっと入れているのを目の前で見てしまって、それから怖くなって微糖にしています。
微糖でも十分甘くて美味しいです。
氷の量
氷の量は以下の3通り。
- 正常冰(zhèng cháng bīng)…通常の量(英語だとなぜかEXTRA ICE)
- 少冰(shǎo bīng)…氷少なめ
- 去冰(qù bīng)…氷なし
私は氷を作ってる水の質が不安なので外では氷なしを選ぶことが多いです。
ただしそれだとぬるいので、暑くて冷たいのが飲みたい!という時は氷少なめを選びます。
私のお気に入り、アールグレータピオカミルクティ珍珠奶盖格雷
私がよく頼むのは、21元の珍珠奶盖格雷(zhēn zhū nǎi gài gé léi)。
格雷gé léiはアールグレイのことです。
アールグレイベースのタピオカミルクティ♡
▼久しぶりに頼んでみた珍珠奶盖格雷。
タピオカも大きくてたくさん入ってます。これ飲むだけでお腹いっぱいになる。
そしてアールグレーの味もしっかり濃くて美味しい。
おまけ
贡茶が流行り出した時、偽物のお店がたくさんできて、本家と偽物の間で裁判沙汰になりました。
(結果、本家がちゃんと勝ちました。)
今は、お店の看板に「四云奶盖贡茶」と書いてあるのが本家本物です。
ちゃんとしたショッピングモールでも未だに偽物の贡茶を見かけることがあるので、注意!
(特に中国南部)
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贡茶の店舗情報
贡茶店舗一覧はこちら (大众点评)
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