北京で過ごした春節休み。
初詣に、雍和宫に行ってきましたよ♪
3年前に北京で春節を過ごした時に行って以来2回目です。
雍和宫の歴史
雍和宫の歴史
雍和宫があった場所はもともと明の時代の都の太监(皇帝に仕える去勢された男性の家来たち)の部屋があるところでした。
1694(康熙三十三)年に建設が始まり、雍亲王府としてつくられました。
雍正帝が即位した後は半分を黄教(ゲルク派)上院として、もう半分を行宫として利用しました。
1725(雍正三)年には上院の部分を行宫に変え“雍和宫”と呼ぶようになりました。
1735(雍正十三)年に雍正帝が亡くなると、宫中の主要な殿堂の緑色の琉璃瓦は全て黄色の琉璃瓦に変えられました。
1744(乾隆九)年に、雍和宫は正式にチベット仏教を伝える寺庙として清政府に管理されるようになりました。
1950年、1952年、1979年に全面的に改修し、1961年には全国重点文物保护单位に登録されます。
1981年に一般公開されました。
雍正帝・乾隆帝のことがよくわかるドラマ
この頃の歴史はとっても面白いので、ドラマで学ぶのをおすすめします♪
雍正帝のことがよくわかるドラマは《甄嬛传》(邦題:『宮廷の諍い女』)が面白いです。
乾隆帝のことがよくわかるドラマは《延禧攻略》《如懿传》
※上記2つは同じ時代、人物を描いていますが、《延禧攻略》の方が面白いのでおすすめです。
雍和宫で初詣
雍和宫は、地下鉄2号線の雍和宫駅のC出口から出てすぐのところにありますが、春節の時期は交通規制をしているのか、B出口から出るように案内されました。
早速入っていきます。
▼ここで荷物検査
▼チケット売り場
入場料は25元です。
※通常(春節以外)の入場料も25元。
▼チケットを買って、早速入ります♪
▼入口
▼境内に入る前にここでお線香を無料でもらえます。
お線香をGETしたらいざお参りへ!
昭泰門
昭泰门をくぐります。
▼ここでお線香に火をつけて…
お祈りをして、
火をつけた場所にぽいっします。
火つけたばかりなのに挿して立たせるのではなく、まだ燃えきっていないまま投入するっていう…
なんとももったいないけれども、とにかくたくさんの方がお参りしているので場所がないのでしょう。
一生懸命お祈りしている人がたくさんいましたよ。
私がいろんなことお祈りしていたら、夫に「そんなにたくさん神様は聞いてくれないよ」と言われ、2つに絞ってお祈りしました(絞れてないけど。笑)。
雍和門
または天王殿とも呼ばれています。
ここはもともと王府の宮門として使われていたところ。
とっても立派な建物です。
中は写真撮影ができなかったのだけど、布袋尊者と四大天王の塑像があります。
▼ここでは油灯があったのでここでお線香に火をつけます。
そしてお祈りしたらまたこちら▼にぽいっします。
雍和宮
雍和宫のこの場所はもともと王府の银安殿(一般的な寺庙でいう大雄宝殿)でした。
こちらも中は写真撮影できなかったのだけど、三体の青銅の金佛像と蒙麻泼金十八罗汉像があります。
永佑殿
雍和宫のさらに北にあるのは永佑殿。
もともとは王府の正寝殿でした。
2.35メートルにも及ぶ白檀木で作られた仏像があります。
永佑殿の東西には额椅殿(医学殿)と宁阿殿(数学殿)があります。
▼お線香置き場があって、たくさんの人が使っていないお線香を置いていったので、お線香を灯すところはここが最後なんだと思って我々も置いていきました。
(が、まさかのこの先にもお線香灯すところがあった…騙された…笑)
法輪殿
法輪殿は法事を行う場所。
中には6.1メートルにも及ぶ黄教(ゲルク派)の開祖、宗喀巴大師(ツォンカパ)の同座像があります。
その像の後方には紫檀木で作られた五百罗汉山があり、東西の壁には释迦牟尼を題材にした壁画があります。
万福閣
雍和宫寺庙の建築群の中で最も北にあり、最も高い建物が万福閣。
高さは25メートル。
中には地上18メートル、地下8メートル、合計26メートルにも及ぶ木彫りの迈达拉佛(弥勒站像)があります。これはまるまる一本の白檀木を彫って作られたもの。
雍和宫の歴史や建築美を楽しみながら初詣ができて、2019年もいい年になりそうです♪
北京で春節を迎える方はぜひ行ってみてください(^^)
観光情報
●住所:东城区雍和宫大街12号
●営業時間:
・4~10月:9:00~16:30
・11~3月:9:00~16:00
●入場料:25元
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