なかなか困る日本への北京土産。
市内で買いそびれちゃったーという時は北京空港で買えます。
今日は、北京空港(第3ターミナル)で買える、北京の有名なブランドを3つご紹介。
入国審査・荷物検査をして中に入ってしまったら食べ物が買えるお土産屋さんはありません(国際空港としてどうなの…!)ので、空港カウンターでチェックインする前か後に買いましょう。
御食园
航空会社のHカウンターあたりにあるのがこの御食园 yùshíyuán。
2001年にできた北京特産品の会社。
年間の販売額は3.5億元にも及びます。
店名の由来
康熙の時代。
北京のお城の前にはたくさんのお店が並んでいました。
その中に、魏さんという老人が開いている小さなお店がありました。
魏さんは、若い弟子たちを連れて小吃(お菓子、スナック)を作っていました。
彼は技術が高い上に、とても研究熱心で、人柄も良かったので、次第に人気のお店になっていきました。
人気だったのは糖葫芦、豌豆黄、驴打滚、茯苓饼など。
ある日、康熙帝の家来が民間の美食を求めて街に来ており、魏さんのお店を見つけました。
食べてみたところ、あまりにも美味しいのでなんでこんなに美味しいのか?と尋ねると
魏さんは、「代々伝わっている作り方に忠実に、さらにより良くなるように改善を続けている」と答えました。
この話を聞いた康熙帝は感動して、このお菓子を皇帝が好きな食べ物として、”御食”と名付けると言いました。
店舗名も、皇帝から与えられた”御食坊”という名前に変わり、魏さんのお菓子は皇帝や皇后などの妃たちの御用達になりました。
参考:御食园HP
北京特産のお土産
驴打滚
北京で有名なお菓子といえばこれ。
中にあんことお餅が入っています。
北京料理のレストランなんかでもデザートに置いていたりします。
ロバが興奮して転がりまわって砂埃がたった様子に似てるから驴打滚という名前がついたそう。
※驴=ロバ、打滚 dǎgŭn=転がる
パッケージで42元(約710円)
▼こんなパッケージもあります。
艾窝窝
もともとは回族の人々が食べていたお菓子。
これが皇后のお気に入りになり、次第に民間でも流行るようになりました。
お餅の中にあんこが入っていて、甘くて美味しいです。
北京料理のレストランにもデザートとして置いているところもあります。
麻团
ゴマ団子。
これは持論なのだけど、ゴマで作られた中国のお菓子にハズレはあまりないです。
日本の中華街で食べられるゴマ団子にイメージ近いかも。
まだまだ中国が貧しかったころ、お客さんをもてなすために、残ったご飯に落花生の粉とお砂糖をつけたのが始まりだそうです。
蜜麻花
耳のような形をしていることから、糖耳朵とも呼ばれています。
もともとはイスラム教の方々が食べていたお菓子だそう。
甘いかりん糖みたいな感じ。
揚げてあるのでカロリーは高め。
バラ売りも可
こんな感じで店舗に積み上げられているので、バラ売りもできます。
書いてある値段は一斤(500g)単位。38元はだいたい600円くらいです。
▼艾窝窝や麻团もあります。
▼驴打滚は2種類ありました。左は中が豆沙(あんこ)、右は緑茶味。
一般的なのは豆沙(あんこ)の方。
好きなのを自分で選んで、店員さんに渡すと、包装してくれますよ。
稻香村
空港のJカウンター付近にあるのは稻香村。
1773年、乾隆帝がいた頃 苏州にできた240年以上続く歴史あるお菓子屋さんです。
北京稻香村は、1895年にできました。
直営店が30店舗、加盟店は100店舗にも及びます。
北京市内に店舗がたくさんあるので、私もお土産を買いによく行きます。
↑こちらの記事でご紹介したお菓子以外に、これも美味しいよ(日本の美味しいお菓子と比べちゃ駄目よ)、というのは以下の3つ。
黄油枣泥饼
红枣を潰してペースト状にしたものが入っているお饅頭。
月餅に近いです。
1パック26元(約440円)
豆沙酥
豆沙=あんこ
あんこが入った揚げ饅頭。
1パックで26元。
量り売りで好きなだけ買うなら500g 56元(約950円)
黑麻饼
黒ゴマのお菓子。
全聚德
有名な北京ダックのお店。
店内で売っているのは加工品のみ。
イメージはビーフジャーキー。
正直なところそこまで美味しいわけではないのであまり買う気はしないのだけど、北京ダックのジャーキーって面白いから、ネタとしてはありかなぁと思います。
以上、北京空港で買える、北京のお土産ブランドでした。
お土産市内で買いそびれた!ラストミニッツで空港で買おう!という時には
ぜひ利用してみてください(^^)
それでは今日はこの辺で。
再见!
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