こんにちは!
佐々木正美さんの、『子育て百科 入園・入学前に親がしておきたいこと』を読みました!
世間でよく聞く、甘やかしちゃだめ、簡単に抱っこしたら抱き癖がつく、過保護はだめ、手のかかる子はいい子じゃない…などの声。
実は間違っている、ということが学べた本でした!
しつけがどうこう、の前に、親の心構えとして読んでおいてよかったな、と思えました!
この本を読んでなるほど〜と思った部分を記録しておきます。
『子育て百科』を読んで学んだこと
子どもを受け入れれば、受け入れてくれる
親が子どもを受け入れていれば、子どもは親を受け入れます。
普段から親にたくさん受け入れられている子どもは、親の言うことも受け入れます。
人を受け入れる、受け入れられる、というのは相互関係
子どもの言うことを聞いてあげれば、親の言うことも聞いてくれる。
手のかからない子≠良い子
赤ちゃんの出すサインを正確に読み取ってやれば、子どもは伸びていく。
親はどこかの時期で、一度は手をかけなくてはならない。
手をかけさせる時期は自我が急速に成長拡大して自己主張を始める反抗期。
2〜3歳、就学前後(6〜7歳)、思春期(12〜13歳)など。
あまり時期があかない方が良い。
一番手をかけやすくてスムーズにいくのは乳児期から幼児期。
反抗期が強力であればあるほど、子どもの成長は順調で大きく飛躍できる。
幼児期に親に甘え、親を泣かせたり、手こずらせる子はいじめはしない。
そういう経験をした子は弱いものいじめはしない。
(そのかわり大人には食ってかかる子になる。)
親に反抗できない心がいじめにつながる。
小さい子や弱い者をいじめる。
反抗は自己を確立していくために避けられないもの。
反抗は、親への基本的な信頼があるから起こる。
あまり心配せず見守ってやること。
(抑え込むのはNG)
過保護は悪いことではない。問題は過干渉。
過保護が子どもを悪くすることはない。
子どもは自分の望んでいることを思い通りにしてもらうと、ある時期にはもう満ち足りて、どんどん自立していく。
欲求が長引いたり自立が遅れることはない。
※子どもがもういいと言っているのに、それでも無理にするのは過干渉。
甘やかすとワガママな子になるのでは?と思うが、十分に甘えさせてあげなかったからワガママな子になる。
十分に言うことをきいてもらった子は、相手の言うことをきくことができるようになる。
人は自分の気持ちが聞き届けられてからしか、相手の言うことを聞き入れるようにはならない。
子どものウソはある程度承認してあげる
子供のウソを悪いことだと決めつけるのではなく、この子は自己主張をするようになった、主体的な人格をつくりつつある、自尊心がしっかり身についてきた、というふうに認識するのがよい
ウソは奨励しないが、ある程度は承認してあげる姿勢が必要。
普段自尊心を傷つけない育て方をすればウソは少なくなる。
友達がたくさんだと学ぶことが多い
小学生時代の子どもについて、「学問に直接関係のない将来の職業に関係して、教師になった大人から多くのことを学ぶことは事実であるが、それ以上に多くのことを、おそらくもっとも多くのことを年上の子どもたちから学ぶであろう」
(エリック・エリクソン)
幼児期から、学校だけでなくいろいろな環境で仲間や上級生と触れ合う機会を作ってあげることが大事。
社会性というものを充分持って、社会的に勤勉に働く力というのは、友達から学ぶ経験と、友達に教える経験で形成される。
(エリック・エリクソン)
人間が社会人になったときに生きてくることは、大人から学んだことではなく、子ども同士、伝え合ったことが基盤になっている。
幼児期は楽しい気持ちを大切にすると意欲的な子になる
意欲があるというのは明日への希望を持つことができるということ
子どもが意欲的に生きるために、すなわち希望を持って生きるためには、幼いときに毎日がいろいろな意味で楽しいことが大切
成長すると徐々に価値観が変わり、ただ単に「今日は楽しかった」というのが思春期、青年期になると「今日は充実していた」という感動に変わる。
価値のあることが達成できたときに感動するようになっていく。
価値のあることを達成するためには努力が必要ということがわかるようになっていく。
小さい時は努力を強いるのではなく、「ただ楽しい気持ち」を大切にする。
泣きた時には泣かせてあげるのが良い。
我慢しろ、とか、泣いてはいけない、とか、泣かないことが偉い、とは言わない方が良い。
助けを求めて泣いても、助けられることによってしか強くなれない。
困ったときに、泣きたいときに、泣いているときに助けてもらえた子が、人を助けることができるようになる
以上、『子育て百科 入園・入学前に親がしておきたいこと』を読んで学んだことでした!
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