流産を経験しました。
長くなりそうなので、今回は起こったことを時系列にまとめておこうと思います。
ちょっとグロいですが、自然排出のことって、調べても、どんな感じで出血が始まるのか、どんな風に出てくるのか、イメージがつかずわからないことが多かったので具体的に書きました。
流産がわかって、これから排出を待つ方、手術と迷っている方、流産が不安な方に届いたら嬉しいです。
感情編は、別にまとめます。
妊娠〜稽留流産を経験するまで
5w4d 初めての診察
5週の時に分娩予約しないといっぱいになってしまうというのを聞いて早めに診察へ。
胎嚢は見えたけど胎芽は見えず。
胎芽がないのでもちろん心拍は確認できず。
男性のぶっきらぼうの先生に「1/4くらい流産の可能性がありますね」と言われる。
健康に自信があった私は3/4に入るだろうと思いつつも、なんとなく嫌な予感があって手放しでは喜べなかった。
妊婦検診代約2,000円を支払う。
8w 2回目の診察〜赤ちゃんがおらず流産かも、と言われる
前回同様胎芽が見られず。
この時期に見られなかったらほぼ流産になるだろう、とのこと。
また1週間後に来てください、と言われる。
この時の支払いは、保険適応で400円もかからなかった。
異常があると正常の妊婦健診にならないみたい。
娘の妊婦健診を受けるたびに、「公費負担あるとはいえお金払いたくない!」とか文句言ってた過去の私…「お金かかってもいいから妊婦健診を受けたい」と心から思った。
よりによってこの日はこの後娘(長女)の1歳記念で家族写真を撮りに行く日だった。
なんてスケジュールを組んでしまったんだ…と、脳内お花畑だったちょっと前の自分に呆れた。
でも今思えば、この後に用事があってよかった、と思った。
このまま家に帰ったら泣いて1日を潰してしまうところだった。
9w3d 3回目の診察〜まさかの心拍確認
流産確定を言い渡されるつもりで夫にも来てもらって診察に行ったら、なんとエコーで突然胎芽が現れて(?)心拍も確認できた…!
心拍のスピードも正常…!
ただし胎芽の大きさが6w程度。
色々計算が合わない。
「これが6週のタイミングだったら『妊娠おめでとうございます』となるくらい正常ですね」と言われる。
また1週間後に来てください、となる。
流産の処置の説明を聞くために夫にも来てもらっていたのでいくつか質問して説明を聞いた。
手術でも自然に出てくるのを待つのでもどちらでもいいですよ、とのこと。
自然に出てきた場合、病理検査に出すために赤ちゃんや出てきた組織は持ってきた方がいいか聞いたら、出てすぐにしないとちゃんとしたした検査ができないので、そのままトイレに流してください、と言われる。
費用はやっぱり保険適応で安かった。
助かる、けど、嬉しくはない。
希望が出てしまい、期待してしまう。
「どうかそのまま大きくなって」って願った。
10w3d 4回めの診察〜流産確定
心拍が弱まっていて、胎芽も大きくなっていなかった。
「残念ですがやはり流産になりますね」「出血があるかもしれません」とのこと。
8wで初めて流産かも、と言われてから散々泣いたので意外と淡々と受け入れられて、泣かずに帰れた。
もう厳しいということは理解していても、まだ心臓は動いているわけで、生きているわけで、体も気持ちは前に進まない。
夜寝る前(めずらしく!)夫が心に寄り添った言葉をくれて、うっかり泣いた。
大丈夫だと思って他のに。
11w2d 出血、自然排出開始
(ちょっと遠目の)外出先で、生理のように何かがじわっと出るのを感じて、駅ビルのトイレに行くと茶おりが。
もう1ヶ月くらい散々悲しんで覚悟をしていたので、「あぁ、やっと出てきてくれる」「これで楽になれる」「解放される」と思った。
昼用ナプキンから夜用に変えた。
30分後またトイレに行ったら鮮血が出てた。
血の量としては生理1日目みたいな感じ。
どこか上の空で用事を済ませて、帰宅。
バスに乗っている時、ふと冷静になって「これでお別れなんだな」「もう妊婦じゃなくなるんだな」「寂しいな」と思った。
出血量はそんなに多くなく、生理みたいな感じが続く。
お腹もそんなに痛くない。
出血が始まって6時間後。夜ご飯を食べている時急にお腹が痛くなった。
生理痛とは違って、前の方のお腹(腰ではなかった)が痛かった。
じっとしてられなくてうずくまる。
急いでトイレに行ったら、さらさらと血が出ていて、明かに出血量が増えていた。
ナプキンを変えた。
ロキソニンを飲んだ。
10分もしないうちに夜用ナプキンがいっぱいになるので、トイレに籠ることに。
お腹が痛みだしてから1時間ほどたった時、潰れた袋のようなものが出てきた。
よくわからないけど、胎嚢ではなさそう…?
その後、ぽこっと何か丸いものが出た気がしたけど、気づいた時にはもう落ちてしまっていて受けとめられなかった…血塗れの便器の中に手を突っ込む勇気はなく。
これが、赤ちゃんと胎嚢だったような気がしている。なんとなく。
そして、これが出た後は体が楽になって、痛みも落ち着いて、なんとなく大丈夫な気がして、トイレを出よう、と思った。
もうその時には、赤ちゃんがお腹の中にいない、ちゃんと出られたんだな、ってわかった。
その後も出血量はあって、夜用のナプキンを1時間ごとに変えてた。
ロキソニンが効いてたのか、痛みはなし。
体に負担がかかっているので本当はゆっくり休まなくてはいけないのだろうけど、体が軽くなった気がして思ったより動けて、洗濯したり、その日しなくてはいけない仕事をしたりした。
お産の時のようにアドレナリンが出ていたのか、何かしていないと悲しみに飲み込まれそうだったからやることを無意識に探していたのか。
夜寝てる間に血がたくさん出たら嫌だなと思って、大きなゴミ袋を布団に敷いて、寝た。
外出の疲れか、排出の疲れか、ストレスとか悩み事があると寝られなくなる私も、不思議なくらいぐっすり寝られた。
赤ちゃんが見守って寝かせてくれていたのかな。
11w3d 出血2日目
出血2日目。
朝起きても思ったより血が出ていなくて、夜用ナプキンで事足りていた。
出血量は生理3日目くらい。
血の量は多いけど、頻繁にナプキン変えなきゃいけないほどではなかった。
痛みもない。
一日、娘の一時預かり保育の日だったので夫に送り迎えをお願いして、ひたすら横になってた。
一日休んで、夜にはみんなで一緒に食事ができた。
それから1週間ちょっとはだらだらと出血が続いていて、その後1週間はナプキンを外していても大丈夫だけど時折ちょっとだけ血が出ていることがあった。
排出から3週間たってようやく全く血が出なくなったかも。
以上が、妊娠がわかってから流産をするまでの私の記録です。
この先どうなるかわからない、っていうのが一番怖いから。
流産の可能性があると診断されて、自然排出を待っている方、
手術にするか迷っていらっしゃる方が少しでも不安を解消できますように。
少しでもお役に立てますように。
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