村上家を見学した後は再び車で少し行ったところにある相倉合掌造り集落へ。
今でも60人の住民の方がいらっしゃる、23棟の合掌造りの集落です。
相倉合掌造り集落
相倉集落は、庄川から少し離れた細長い段丘に立ち並ぶ23棟の合掌造り集落。
合掌造りの建物は、100~200年前のものが多く、古いものは400年前に建造されたと言われています。
屋根の勾配は急で60度。
断面は正三角形に近く、雪が落ちやすい形をしています。
大きな屋根を支えるのは根本の曲がったチョンナと呼ばれる太い梁。
斜面に生育した自然に曲がったナラを用いている。
合掌の組み立てには釘は一切打たず、縄とネソと呼ばれるマンサクの木を使っている。
雪深い自然に対する強固な造り、さらに生活の場と生業の場をひとつにした合理的な建築。
1995年12月ユネスコの世界文化遺産として登録されました。
現在も約60人の方がここで生活をされています。
▼立派な合掌造りのお家です。
雨がちらついていたので写真が暗くなってしまった~。
▼ところどころ現代風のお家もあります。
畑もありました。
VIEW POINT
子どもが作ったのかしら?と思われるVIEW POINTの看板。
小さな丘をのぼって行ってみました。
ベンチもあり。
▼下を見るとこんな景色!
合掌造りのお家が4棟並んでいるところを写真におさめられました。
相倉民俗館
先住民が使用していた生活道具や農具を展示しています。
原始合掌造り「三郎」(旧岩本家)
こちらの合掌造りのおうち。
他のおうちと違って、全体的に小さくて、屋根が床までついています。
これが建てられたのはなんと江戸時代後期。
昭和のはじめまで、岩本姓のおばあさんがひとりで暮らしていたそう。
屋根だけの合掌造りで、合掌造り家屋の原型と言われています。
このような家屋は、「ナンマンダブツ建て」と呼ばれ、江戸時代の五箇山農家住居として各所に見られたそうですが、今では五箇山に残る原始合掌造りはこの三郎一棟のみです。
▼これが入口。
今この三郎は隣の民家「三己郎」▼が所有し、物置として利用しているそう。
地主神社
ジブリとかに出てきそうな神社…!
相倉を守ってくれているのでしょう。
相倉集落全景撮影スポット
第一駐車場付近に「相倉集落全景撮影スポット」という看板を発見。
登ってみました。(全然徒歩5分じゃなかった…笑 約10分はかかります。)
雨が残念だったけれど、相倉集落が見下ろせます。
ぜひ登ってみてください♪
観光情報
●住所:南砺市相倉
※菅沼合掌造り集落とは約11km(車で約15分)離れている。
●電話番号:0763-66-2123(世界遺産相倉合掌造り集落保存財団)
●駐車場:相倉共同駐車場を利用。以下協力金▼
・普通車・軽自動車:500円
・大型車:3,000円
・小型・中型車:2,000円
・二輪車:100円
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