西安2日目は、中国五岳のひとつ、華山に行ってきました。
・北岳 恒山(山西省)
・東岳 泰山(山東省)
・中岳 嵩山(河南省)
・南岳 衡山(湖南省)
とっても険しいことで有名な華山。体力がもつかドキドキでしたが、なんとか無事に帰ってこれました…!
地下鉄で北客站へ
西安から華山までは高速鉄道に乗っていきます。
まずは地下鉄で、高速鉄道に乗る西安北駅(地下鉄駅名は北客站)に向かいます。
▼西安の地下鉄の切符。
北京と一緒でカードタイプです。
西安北↔華山北の高速鉄道のチケットをとる
西安北站↔华山北站の高速鉄道のチケットをとります。
私達はおなじみのアプリ、同程でとりました。
その他高铁のチケットがとれるアプリについての記事はこちら▼
駅に着いたら窓口で取票(紙のチケットを受け取ること)します。
西安北站
チケットを持っていざ駅の中へ!
▼大好きな女優さん、孙俪が!
▼プラットフォームに下りていきます。8:05発の電車です。
▼日本の新幹線のような感じ。清潔です。
30分ほど乗って华山北站に到着!
华山北站からは無料バスで华山へ
▼华山北站着きました!
駅からまっすぐ歩いて無料シャトルバス乗り場へ!
この時点で8:40頃なのにこの行列!祝日ははずした方が良さそう。
▼シャトルバスに乗り込みます。所要時間は約10分。
華山
▼着きました!
▼チケット売り場へ。
▼清明節(中国の祝日)のため大行列!
途中で西峰のロープウェーは人が多すぎるため、販売中止します、というアナウンスが入り、ざわざわ…!あらかじめネットでチケットを買っておいてよかったです…!中国の祝日、やばい。
チケット
私たちは携程(アプリ)でチケットを買っていたのだけど、それでもこの行列に並ばなきゃいけないそうで…(T_T)
▼買ったチケットはこの3種類
①華山景区に入るチケット
→180元(約3,070円)/ 人
②西峰へのバス代+西峰のロープウェー代
→177元(約3,000円)/ 人
③北峰へのバス代+北峰のロープウェー代
→98元(約1,670円)/ 人
山に登るのに、なんと1人455元(約7,750円)もかかるのです!
びっくりー!
▼チケット売り場の中に入って、「网络取票」(ネットで購入した人の受け取り)というところでチケットをもらいます。また並ぶ…!
アプリでチケットを買った時に、QRコードが送られてくるので、それを見せてピッとすればいいのかなーと思いきや、スタッフさん、電話番号と名前を聞いて、紙に書き込んでた…!
進んでるのか遅れてるのかわからんオペレーション…!!!
▼そしてこんなにたくさんのチケット!
ロープウェーに乗らない人がいたり、違うルートのロープウェーを使う人がいたりで、それぞれに対応できるようにチケットが違うというのはわかるのだけれど…
ロープウェー乗り場までのバスにもチケットがあります。
北峰索道(ロープウェー)
西峰から登ると下り道が多くて楽で、北峰からだとずっと上りなのできつい、と聞いていたのだけど、西峰が混んでいるのと、北峰からの方が景色が綺麗ということで、北峰から行くことにしました。
北峰→蒼龍峰→中峰→東峰→西峰というルートです。
バスに乗って北峰ロープウェーの乗り場まで向かいます。
▼バスの中から見える景色が既にすごい…!!
▼北峰ロープウェーに乗ります!
▼崖が険しいーーー!
▼下はこんな景色!!
まじで怖いです。
特に、体の向きが下を向いている場合…!あんまり怖いとか言わないタイプの夫の顔がひきつってました(笑)
登っている方に体が向いてる場合は怖くないです。
ロープウェーのチケット、たけっ!!って思ってたけど、これ逆に30元(500円以内)とかだったら不安になるなーと思いましたよ。
北峰
早速北峰を登っていきます。
海抜1614.7メートル。
▼すごい景色です…!!
よくこんな所に道作ったなー!
天梯栏
▼こんな急な道あり!
鎖に捕まって上がっていきます。
けっこうみなさん軍手を持ってきていました。
我々は強気に素手で(笑)
なんとか登れました。
日月岩
この岩、中に入って上まで登れます。
人が岩の上にーーー!
funnyな中国人さんを発見
険しい階段を登っていると、公安の警備さんの「危ないから下りなさーい!」という声が。
何かと思ったら、階段から出て、剣を持って写真を撮りたいおっちゃんが。
そして次の瞬間
スマホを取り出し
「これで写真撮って」と
警備さんに手渡しだしました。
そして
撮ってあげる警備さん▼
下りろって注意してたのに、撮ってあげるんかーい!と、周りはみんな大爆笑でございました(笑)
4月も雪は残ってました。
この日、西安の街中の最高気温は15度くらい。
山の上は10度をきっていました。
4月なのに雪がところどころ残っていましたよ。
引风亭
コスプレ衣装を借りて写真撮影をしている人も。
剣の持ち方の指導もされていました。
ほぼ90度の階段
途中、こんな急な階段も!
ほぼ直角でした。
腕の筋肉が皆無な私は途中腕がぷるぷるして、ああもう無理ーーーとなりましたが、手を離したら(たくさんの人を巻き添えにして)死ぬな、と思ったら馬力が出ました。
人って、限界をつくってるのは自分なんだなぁと悟った瞬間。
幅の狭い通道をひたすら進みます。
东峰頂上
13時頃、東峰に到着!
東峰は標高2096.2メートルです。
鹞子翻身
東峰にある、下棋亭に行く唯一の道、鹞子翻身。
ここから命綱をつけて下に下りて行きます。
足元は人が一人立つのがやっとの、木でできた細い道。
命綱があるとはいえ、断崖絶壁です。
▼果敢に挑戦する人たち。
ここに降りるのに、行列ができていました。
私たちは諦めて先に進みました。
び、びびってなんか…ないんだからね!
西峰索道
4時間ほど登山して、2時半頃、西峰を散策して(あまりの寒さに、頂上に行くのは諦めました)ロープウェー乗り場へ。
ちなみに西峰の頂上は標高2082.6メートル。
▼乗ります。
▼ロープウェー乗り場はこの崖の穴の中!
穴の中から出てきます。
▼足元はこんな景色…!
今度は私が進行方向に向いて(つまり下りていく方を向いて)乗りました。
超、超、怖かった!!
落ちたら死ぬやつ!!!
柱を通ってガタガタっとなる度に「怖っ」と言っていたら、一緒に乗っていた中国人さんに、「上向くと怖くないよ」と教えてもらって、途中からずっとロープウェーの天井を見つめていました(笑)
有益な情報をありがとうおっちゃん!!
無料バスで華山北駅へ
西峰ロープウェーから降りたら、華山北駅行きの無料バス乗り場へ。
10分ほどで到着。
無事に高速鉄道に乗り、西安へ帰りました。
感想
中国五岳、やっとひとつクリアしました!
断崖絶壁の山道はすごく怖かったけど、スリル満点で、記憶に残る登山になりました。
お天気も良くて、青空が気持ち良かったです。
中国にいられる間に他の四岳も登れたらいいなぁ!!
おまけ
山道に置いてある標識の日本語訳がちょいちょいおかしいので、ぜひ見ていただきたい。
▲「計略で華山を攻め取る山を降る歩行道」
戦でも起きそうな注意書き(笑)
▲「落石の恐れがあり、急速に通します」
なんかかえって怖いわ。
▲「歩いて景色を見ぬ、景色を見て歩かぬ」
景色見ながら歩いてると危ないから足元ちゃんと見てね、ってことが言いたいらしい(笑)
▲「先が危険で観光客が立ち止まってください」
なんか惜しい。
▲「危険区域なのでクライミングしないでください」
突然の英語!
▲「安全に注意し慎重にスリップ」
注意した結果、滑る(゚д゚)
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