こんにちは!
ちょっと前ですが、中国ドラマの《庆余年》を見終ました!
とーっても面白かった!
主人公が頭良くて良いキャラで、ハマりました。
《琅琊榜》とか、《知否 知否 应是绿肥红瘦》(邦題:『明蘭~才媛の春~』)が好きな人は絶対好きだと思う!!
おすすめですぞ♡
《庆余年》ドラマ情報
●英語タイトル:”Qing Yu Nian”、”Joy of Life”
●主演:张若昀,李沁,陈道明,吴刚,李小冉,辛芷蕾,李纯,宋轶など
●監督:孙皓
●原作者:貓膩
※貓膩さんは有名どころだと《择天记》なども書かれています。
●話数:46話
●放送開始:2019年11月26日
●配信:腾讯视频、爱奇艺
《庆余年》のあらすじ
ある大学の文学史専攻の张庆は、教授に、現代の概念で古代文学史を読み解きたい、と提案しますが、却下されます。
教授を説得するために、张庆は《庆余年》という小説を書きます。
それが、今回のドラマ。
なので、最初は現代のシーン、その後古代のシーンに変わります。
张若昀演じる张庆は范闲も演じます。
主人公、范闲は幼い頃からおばあちゃんと儋州で暮らしています。
この范闲、ちょっと変わり者で、現代の知識を持った状態で古代に生きている、という設定です。
言うことも、価値観も、身のこなしもとっても現代風!
ある日、自身を先生と呼ぶ人が現れ、彼に習い范闲は薬学を学びマスターします。
大きくなり武術も強くなりますが、ある時命を狙われます。
なぜこんな危険に会うのかを不思議に思い、自身の出生の秘密を知りたくなり、京の都に向かいます。
儋州にいた頃よりさらに危険な目に会いながらも、賢い范闲は敵の一歩も二歩も先を読み、頭脳戦を繰り広げ、苦難を乗り越えていきます。
それとともに、徐々に彼の出生の秘密も暴かれていきます。
《庆余年》の見どころ
范闲の頭脳戦は見ていてスカッとする!
とにかく范闲、頭がいい!
もちろん、現代の知識を持っているので、古代の人々もびっくりなアイテムを使いこなして、敵を圧倒させる、というのももちろんあるけれど、戦略的な頭の良さがあります。
見ていて、いやさすがにこんな危険な状況、逃れられないでしょー!やられるでしょー!という場面でも、彼の頭脳で乗り越えていきます。
そして、彼のキャラもまた良くて。
潇洒という言葉がぴったりな、素敵な男性なのですよ。
最初、見た目はそこまでハンサムには思えなかったのだけど、見ているうちにだんだん「この人頭えぇ!!かっこえぇ!!!好きぃぃぃ!!!」となっていきます。
この有能感、万能感、無敵感、見ていてとても気持ちがいいのです。
この感じは、《琅琊榜》とか、《知否 知否 应是绿肥红瘦》(邦題:『明蘭~才媛の春~』)が好きな人は絶対好きだと思う!!
俳優さんたちの演技がめちゃくちゃうまい!
もう、日本のドラマ見られないわ…と思ってしまうくらい、俳優さんたちのレベルが高い。
特に、陈萍萍役の呉剛(《人民的名义》思い出すわ…)、皇帝役の陳道明、王启年役の田雨、范思辙(范闲の弟)役の郭麒麟の演技は素晴らしかった!!
個人的お気に入りは范思辙(弟)役の郭麒麟さん!相声(日本でいう漫才?)の方らしくて。
さすがに間合いが上手だったし、もういるだけで笑えて、さすがだなぁと思いました。
美女多し!
范闲の妹、范闲が一目惚れする女性(そして後に婚約する女性)范闲の命を狙う司理理、范闲の天敵长公主、敵国の聖女と呼ばれる武道の猛者、海棠朵朵、などなど、美しい女性がたくさん出てきます。
それはそれは、眼福で!!
画が美しいからずっと見てられました…♡
《庆余年》に出てくる現代表現(中国語)
范闲は現代の記憶、知識を持った状態で古代を生きている、という設定なのですが、范闲がうっかり?わざと?ぽろっと現代語を漏らしてしまって、他の人たちがきょとんとする場面が面白くて、いくつか書き溜めておきました。
这剧情太狗血了吧
直訳だと、「この脚本(ストーリー)残酷!」という意味。
ニュアンスだと「その流れひどすぎない?」みたいな感じ。
「狗血剧情」という表現は、韓国ドラマを見ていた中国人さんたちが、ネットでそんな展開ひどすぎじゃない!?と書いた時に使ったスラング表現。
これが一般的にも流行って使われています。
智商盆地
智商=IQ、知能指数のこと。
IQが盆地のようにくぼんでいることから、IQが低いことを指します。
ネットスラング。
智盆とも言います。
※人に直接言わないように気をつけましょう〜!
发好人卡
・发=渡す
・好人卡=「いい人カード」
なので、直訳だと、「あなたにいい人カードを渡す」になりますが、もともとは、例えばある男性が女性に恋をしていて、告白したとして、でも女性はその男性のことが好きじゃないから断る時に、傷つかないように「あなたはいい人だけど〜〜」という前置きをつけることから来ています。
日本語でも「いい人どまり」という表現がありますよね。
ドラマでは范闲にこのセリフを言われた王启年が「好人卡为何物?」(いい人カードとはなんでござるか?)とキョトンとするシーンがあって笑えます。
そういや卡(カード)っていう概念も当時はないもんね。
跳进黄河也洗不清
「関係が複雑に絡み合っていて、自分は関係ない、という疑いを晴らすのがとても難しい」という意味。
范闲がこう言うと、言われた司理理は、「黄河ってどこの川?」と聞きます。
まあ昔は中国全体の地図とかなかったから、近くに住んでなかったら黄河の存在なんて知らないよね…!
・脑回路
范闲は「王启年の脳回路(考えること)はわからんからな〜」と言います。
すると海棠朵朵は「脳回路って何よ?」と聞きます。
医学が進んでいない当時は、脳回路なんて言葉はなかったのですよね〜。
いやーめちゃくちゃおもしろかった!
最後は衝撃で、ええええ!!となりましたが。
そしてシリーズが第二弾、第三弾まで続くと知り、気が遠くなりそうですが、続きが出たら見てしまうと思います…!
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