菅沼集落を見学した後はまた車に乗って、村上家に行きました。
400年以上前に建てられた住宅が今もしっかりと残っています。
村上家
16世紀後期、石川合戦の際に建築されたといわれています。
合掌造りの代表的建築様式を当時のままに残しています。
国指定重要文化財に指定されています。
庭には推定樹齢300年の「五箇山絞り」と名付けられた雪椿がある。
▼入ってすぐのところに「煙硝まや」という、火薬成分を取り出す基礎となる土を作り、山草と土を混ぜる場所があります。
特に説明は見つけられなかったけど、やっぱりこちらも煙硝を作って生計をたてていたのかしら。
▼囲炉裏
ガイドブックには「囲炉裏端で当主から五箇山の暮らしの話やこきりこの唄を聞ける」とありましたが、ご当主はいらっしゃいませんでした。
色端には筑子(小切子、コキリコ)が置いてありました。
筑子とは筑=竹にて鼓する一種の楽器のこと。
大道芸人の一種、放下師が用いた楽器で、五箇山ではすす竹を七寸五分(約23cm)に切り、指で廻しながら打ち鳴らすそうです。
この後に行くコキリコ祭りで実際に演奏しているところが見られました!
▼広い書院造りのお部屋です。
囲炉裏のすすのせいかやっぱり壁や柱はすすで真っ黒になっていました。
▲仏壇
▼昔のたんす
趣があります。
▼2階にも上がれます。
昔の養蚕の作業場だった場所。
まとめ
約400年前の建物がこんなにしっかりと残っているのは本当にすごいです。
今回はたまたまご当主にお会いできずお話が聞けなかったのが残念でした。
個人的には、岩瀬家の方直接お話を聞けたのと、規模も大きかったので興味深かったです。
時間がない!という場合はこちらはスキップしても大丈夫かも。
観光情報
●住所:南砺市上梨725
東海北陸道五箇山ICから約6km
●電話番号:0763-66-2711
●入館料:高校生以上大人:300円(30名以上の団体240円)
小・中学生:150円 (30名以上の団体120円)
●営業時間:4~11月:8:30~17:00(入館は16:40まで)
12~3月:9:00~16:00(入館は15:40まで)
●定休日:水曜日(祝祭日は会館)
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