《北京女子図鑑》を見ています。
11〜15話を見終わりました。
11〜14話は、あまり個人的に響く名台詞がなかった気がしたのだけど、15話の、主人公の女性ボスのセリフは、なかなか染み入るところがありました。
この女性ボス、いつも必要なタイミングで、良いこと言うのです。
(私もこういうボス欲しい。)
ボスの名台詞
主人公は、成長しようという意欲があまりない公務員のだんなさんが、毎晩幼馴染たちとお酒を飲みながら、麻雀(+賭け)をしていることにうんざりしてしまいます。
だんなと人生の方向性、スピード感が合わないなぁとなんとなく感じている時、
彼女は彼女の女性上司と飲みに行き、その上司(バツ2)に今までの結婚がだめになった理由を聞きました。
それに対する答えがこちら▼
まずは中国語で読んでみて!
中国語原文
以前出了问题呢都觉得
是别人的问题
总觉得自己怎么倒霉那么不幸福
但是现在才明白
其实人生到了下半场
敌人就剩下自己了
你还年轻
你可能
不愿意承认
但是我真的承认
其实我就是那种
特别不容易满足的人
如果跟我同行呢要么跟上我的节奏
要么就是在前面带着我
如果大家节奏不统一的话
那么一定会有痛苦产生
但是事实上两个出处不同的人
要节奏完全统一是超难的
我现在的理想就是
不要活在别人的眼神里
什么谁谁谁的妻子呀
谁睡谁的妈妈呀
别人怎么看我呀
真的不太重要
其实你身边有男人没男人
到底是一个什么样的男人
真的不重要
只要你自己过的春光明媚的
你走到哪里都是鸟语花香
虚伪是最可怕的
对别人不诚实
对自己不诚实
其实
有欲望不可怕
日本語訳(意訳)
「前は、問題が起きる度に
人のせいにしてた。
なんで私はこんなについてないんだろう、不幸なんだろうって思ってた。
でも今になってやっとわかった。
人生も後半戦になってくると
敵はもう自分自身だけになる。
あなたはまだ若いから
認めたくないかもしれないけど
私は自分が簡単に満足できない人間だって認めてる。
もし私と一緒に生きるというなら
私のスピード感についてきてくれるか、
私の前を行って私を引っ張っていってくれるかじゃないと嫌。
もし人とリズムが違うと、つらくなる。
でも違う環境で育った人が
同じスピード感で生きるなんて、めちゃくちゃ難しい話。
私の今の理想は
人の価値観の中で生きないこと。
誰々の奥さんだとか
誰々のお母さんだとか
他人が私をどう見るかとか
全く重要じゃない。
あなたに彼氏がいようがいなかろうが
その彼氏がどんな人かとか
どうでもいい。
ただあなたが、生き生きと過ごしていれば
どこに行ってもそこが「あなたの場所」になるから。
誠実でないことが、一番恐ろしいのよ。
他人に対して誠実じゃなかったり、
自分に誠実じゃなかったり。
欲望を持つということは、
別に悪いことではないのよ。」
彼女が言いたかったこと
直接的には言っていませんが、きっと彼女(上司)も今までだんなさんとスピード感が合わなくて(おそらく彼女の方がスピードが速くて)、結婚がうまくいかなくなってしまったのでしょう。
もっと成長したい、もっと成功したい、という強い気持ちがある人ほど、パートナーとの生活の温度差がつらくなってくるのですよね。
でも、彼女は、「もっと成長したい、もっと成功したい」という気持ちを持つことは悪いことではない、と言います。
だから、自分に誠実に、自分の夢を叶えるために、パートナーと別れた、ということなのでしょう。
「あの人別れたらしいわよ」「子どももいるのにねぇ」みたいな、他人の声が聞こえてくるかもしれないけれど、人の価値観の中で生きない、人からどう見られようと気にしない。
自分はこういう風に生きたい、こういうことを成し遂げたい、もっと成長したい、そういう自分の欲望に素直になって、自分に正直に、生きようと思いましたよ。
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